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中川村ホームページ「村長からのメッセージ」
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2017年2月26日1201372
 ホームページを刷新して新たに立ち上げた。少しセンスをよくして、スマホ対応にもしたかった。相変わらず文字が多くて後者には無理があるが、前者は見違える改善ができた。EXAPIECOさんに感謝。今後の更新は新サイトで行います。

2016年11月5日1200188
 インド、ナグプール、佐々井秀嶺師が導く仏教改宗運動の中心地での記念式典に行ってきた。その報告を小論に掲出。写真もスライドショーで掲示(西村文宏さんの記事に感謝します)。

2016年11月2日1200129
 久しぶりの更新。sadato12さんから深く考えたご質問を頂き、返信。釈尊の教えについてじっくり考えることから遠ざかっていたので、ありがたい。意見交換のページ。
 来年5月で村長の3期目の任期が終わるが、次の選挙には出馬しないことをしばらく前に公表した。それ以降は、釈尊の教えを考えることにもう少し時間を掛けられるようになるだろう。釈尊の教えを問いかけることで、世の中の苦を少しでも減らすような取り組みもしてみたい。HPをスマホの画面サイズにも対応できるものにもしたい。
 先月、インドのナグプールに行って、佐々井秀嶺師が主導する、ヒンズー教から仏教への集団改宗記念式典に参加してきた。それについても早めに報告したいと考えている。

2016年5月31日1197399
 今朝の更新、表題部分でで肝心の教会名を間違えていたので、訂正。

2016年5月31日1197399
 昨日早朝、目が覚めてツイッターを見て書き込んだことに関して、ネイバーフット・チャーチ沖縄の方から抗議の電話を頂いた。確かに早とちりで軽率であったと考えるので、顛末を含め謝罪の文章を書いた。小論集のページ

2016年2月20日1197399
 日下 九さんから二通目を頂き返事を送付。意見交換のページ。
 村の来年度予算の編成を終え3月定例議会の準備をせねばならないが、このところ外にでかけての会議が多くて思うに任せない。気がせいて落ち着かない。

2016年2月1日1197106
 日下 九さんに返事を書きました。意見交換のページ。
 今週末、また沖縄、辺野古に行ってきます。

2016年1月25日1196994
 日下 九さんからメール拝受 「社会活動・人間の存在」。未返事。意見交換のページ。

2016年1月11日1196773
 田行一成さんと続きのやりとり。凡夫が凡夫のまま世の中の苦を減らして行くには。

2016年1月2日1196661
 田行一成さんと若干のやりとり。釈尊は人類史全体の救済を目指していたか。

2015年12月30日1196610
 田行一成さんに返事をお出しした。

2015年12月29日1196598
 田行一成さんから「仏教の思想と社会問題への取り組みの間について」ご質問を頂いた。意見交換のページ。私にとっても重大な問題。未返事。

2015年12月23日1196529
 HeBaさんに返事をお送りして、HeBaさんから返信を拝受。意見交換のページ。

2015年12月22日1196506
 HeBaさんから返信を拝受。意見交換のページ。

2015年12月13日1196390
 匿名希望さんからメール拝受。ナーガールジュナ(龍樹)とツォンカパ、中観思想は完成されていないのか、中観と唯識は結合可能か、などの問題提起。
 私の疎い領域でもあり、今の私には荷が重い問いかけ。返信は少し時間を下さい。
 前に頂いたHeBaさんからのメールには返信をお出ししています。どれも意見交換のページ。

 一昨日金曜日、中川村議会12月定例会最終日。中川村議会は、以下の請願陳情をすべて採択。TPP撤回9対0、安保関連法廃案6対3、日米地位協定抜本的見直し7対2、辺野古新基地建設白紙に5対4、労基法改定撤回9対0、介護労働者処遇改善9対0、放射性廃棄物を含む廃棄物最終処分場反対9対0。
 これらは、内閣総理大臣、衆参両院議長、関係大臣、長野県知事などに中川村議長名で意見書が送られる。誇らしい。

2015年11月22日1196056
 先週末、辺野古で3泊してきた。米海兵隊キャンプ・シュワブの工事ゲート前で月曜と火曜の朝6時半から新基地建設に反対する座り込みに参加し、隣の人と腕を組み合ってずいぶん頑張った。しかし、奮闘むなしく、両日とも結局は引きずり出されて、沖縄県警か警視庁の機動隊員3名にお姫様だっこで排除された。
 書いておきたいことはたくさんある。ひとつだけ書けば、沖縄の皆さんの取り組みが前向きで明るいことだ。火曜日には「国が翁長知事を訴えた」との一報が入り、リーダーのヒロジさんが満腔の怒りのスピーチ。そしてKANの♪心配ないからね、挫けそうでも、最後に愛は勝つ♪を流しながら肩を組んで足を上げてラインダンス。怒りをも元気にポジティブに表出してしまう。これが沖縄の力だ。私が離れた翌日水曜には早朝から1200人が結集し、機動隊も工事車両も来させなかったと聞く。正攻法で元気に堂々と戦う姿勢の盛り上がりを見れば、沖縄と沖縄を支持する人たちの前から国も米軍もやがて退かざるを得なくなることは必然だ。  那覇と辺野古をつなぐ「島ぐるみ会議」のバスの中でもゲート前テントでも、様々な意見が表明された。またそれに呼応したり、反論したり、様々な意見がやりとりされた。仲間内で議論するだけではなく、国の統治に対して、主権者として異議申し立てすべきことは堂々と行っている。沖縄では、多くの人がしっかり考えていて、主権者として鍛えられている。沖縄において、ようやく民主主義が日本に根付きつつある。我々は、民主主義を沖縄に学ばねばならない。

 HeBaさんからメール拝受。存在か現象か、など。意見交換のページ。

2015年6月20日1193786
 昨日は中川村定例議会最終日、辺野古新基地建設に対して地方自治を尊重することを求める請願、安保関連法案の廃案を求める請願、不戦の誓いの決議などが賛成多数で採択された。夕方からは宮田村の会場で、平和憲法を守る上伊那集会にパネリストとして参加。先月は辺野古で勇気にあふれたいろいろな人たちに会い多くを学んだ。安倍政権のおかげで最近こちら方面が忙しい。
 Pan~n~a-adhikaさんからメール拝受。以前なんどもやりとりしていろいろ教えて下さったパンニャディカさん。中国語に堪能で、タイ、ビルマで修行を重ねられた。ビルマのパオ僧院から帰国し、アーチャン・チャーの法話を中国語から翻訳している、とのこと。意見交換のページ。

2015年2月25日1192025
 山宮さんに返事をお送りした。意見交換のページ

2015年2月21日1191950
 前回返事をお送りした無記名さんから、山宮さんのお名前で返信を頂いた。
 この一週間は、多忙で充実していた。月曜は、終日補正予算の査定をして、夕刻、高速バスに飛び乗り東京へ。火曜は朝から夕方まで恵比寿の日仏会館で家族農業の勉強会。農家と消費者の連携が主たる話題で、一楽照雄という人の思想を学んでみなければと思った。夜は緑の党の元共同代表が営む池袋の店で一杯。水曜日の朝は、フランスのファッション界で活躍する方と「日本で最も美しい村」連合に頂いていた提案についてじっくりと会談。午後は同連合の事業委員会。木曜は、同連合理事会の後、安全保障分野で重責を担われた方のオフィスを訪ね、沖縄や日米関係について見解を伺って、夕刻の高速バスで村に戻り、総合計画審議会に顔を出した。金曜は、近隣4市町村で構成する伊南行政組合の議会、今日土曜日は、溜まっていたデスクワークの片づけ。明日日曜は地域の敬老会。月曜は新年度予算を議会と地元新聞に説明する。
 ネルケ無方師の新著『迷いは悟りの第一歩: 日本人のための宗教論』 (新潮新書)が出ているのを見つけて買ってきたら、息子が読み始めてしまった。

2015年2月15日1191844
 今日午前中は、地区で土手焼き。田んぼの畦などの枯草に火をつける。終えて家に戻ったらサイレンが鳴って、村内の別の場所で火災発生。慌てて消防団のはっぴを着て駆けつけると大事に至る前に消し止められていた。消防署の皆さんにお礼を言い、駆けつけてくれた消防団員に慰労の挨拶。
 無記名さんからメール拝受。涅槃(それに近い心境)に到達できたのか?意見交換のページ。

2015年2月3日1191614
 hebaさんに返信。無我と慈悲について。以前書いた文章も紹介しながら、十二支縁起説批判、脳科学、動物進化なども交えて簡略な返信。意見交換のページ、hebaさんとのやりとりを下の方にスクロールしてください。
 一昨日日曜日、松本市で開かれた「原発再稼働を問う」山本太郎氏のトークライブに参加。力強く明快なメッセージだった。前半は、山本氏のトーク、その後3人が発言。3人目は私だった。後半は、会場と山本氏の質疑。
 私の発言趣旨:保守系地方議員の勉強会で講師の国会議員が「日本は原発がたくさんあって危険だから、しっかりとミサイル防衛システムを構築せねばならない」と講義したことを紹介し、統治する側は、自分たちに都合にいい金になるリスクはあげつらい、被曝の危険など都合の悪いリスクは隠ぺいして、我々の恐怖心を操ろうとする。後藤健二さんの殺害も、人々の不安と怒りをかきたてることに利用され始めた。日本のすべきことは、イスラム国をつぶそうとする側に加わることではない。イスラム国を攻撃すればするほど、イスラム国は一部の若者にとってヒーローになっていく。もしつぶせたとしても、イスラム国で訓練された若者たちを世界中に拡散することになり、新たな同種の組織が次々と生まれるだろう。そうではなく、イスラム国に惹かれる若者たちが抱えるフラストレーションや格差、差別、不条理をなんとか改善しようと努力することが日本の仕事だ。それこそイスラム国が最も嫌がることである。被曝など恐れねばならないことを正しく恐れることが重要だし、恐怖や怒りを操られないように気をつけることが重要だ。そのためには、正しい知識、正しい情報が必要である。山本太郎さんには、国会議員の立場を活用して、隠された情報を抉り出し、このような講演を含め、さまざまなやり方で今後もそれを伝えてほしい。
 前半の動画  後半の動画

2015年1月25日1191454
 HeBaさんから返信、さらに追伸を拝受。お送りしたメールは、うまく私の考えをお伝えすることができなかったようだ。もう一度切り口を変えて、分かりやすい方便力のある説明を考えねば。
 イスラム国人質の件、72時間の期限が過ぎ、拘束された二人のうち一人が殺害され、要求内容が変わった。いずれにせよ、状況の主導権はイスラム国側が握っていて、日本政府は追い込まれている。ここに至ってどういう方策があるか難しいが、こうなる過程で、自分の言動がどんな影響を呼び起こすか想像もしないまま、格好のいい言葉を吐いた無思慮さを、安倍首相は反省しなければならない。

2015年1月20日1191317
 昨年3月にHeBaさんから頂いていた質問に漸く返信。「無常=無我=縁起で主宰者がいないのなら、村長の仕事はできないのではないか?」意見交換のページ。
 イスラム国からメッセージ。「日本の首相よ。汝がみずから進んで十字軍に加担し、我々の敵に多額の支援をしたから、それと同額を支払わなければ、日本人市民の人質二人を殺害する。」
 安倍総理の考えのない行動が、日本をイスラム国との戦争に引き込んだ。どうなるのだろう。結局は、自衛隊の若者をイスラム国との戦いに派遣するのではないか。自衛隊の若者たちの身を案じる。テロを撲滅するのだといってイスラム国を倒せたとしても、それに代わる組織がすぐに動き始めるだろう。テロ撲滅どころか、私たちの暮らしの場にテロの火が燃え広がることになるだろうと恐れる。力による抑圧ではなく、格差・差別の解消と多様な文化への敬意が求められている。日本がすべきことは、そのリーダーシップをとることのはずだ。

2015年1月14日1191167
 半年ぶりの更新。HPサーバにデータが上げられなくなっておりました。新しいソフトでやっと可能に。下記の昨年10月12日の更新もようやくUP。岡野博一さん、HeBaさんへの返事はまだ書けていない。すみません。
 sadato12さんからメールを拝受。人は自分の死を知ることができるか。返事をして2往復のやり取り。

2014年10月12日1189770
 多忙に加え、PC変更によるごたごた、ファイルの破損などで更新がままならなかった。
 『日本古書通信』に拙文を掲載して頂いた縁から、京都の仏教書専門店、其中堂さんから、小論「布施について『正法眼蔵…』…」の「眼晴」は誤りで「眼睛」(瞳孔の意)とすべき、とのご指摘を頂いて、訂正。
 sadato12さんから8月に拝受したメールをようやく掲出。未だに返事ができていない。

2014年6月7日
 パソコンをXPからWindows8.1タブレットに替えて、何か新しいことをしようとするたび苦労している。この更新はうまくいくか?

2014年5月27日1186853
 ここ2,3か月、非常に忙しい。長旅やらもろもろが立て込み、ずっと追い立てられている。そのせいで、ここに掲出すべきことを失念していた。実は、5月の連休明けに本を出していただいた。
 『国旗、国歌、日本をかんがえる 中川村の暮らしから』。出版社はトランスビュー。内容は、式典のあいさつや講演、ここや村のホームページに掲出したものなど、既存のものを編集の大槻慎二さんが選定し、構成してくださった。残念ながら、釈尊の教えについてはほとんど触れられていない。しかし、このようにまとめて頂いたものを改めて読み返すと、今のご時世にあっては、我ながら結構過激なことを書いていると思う。
 ご批判頂ければ幸甚。

2014年3月5日1184962
 HeBaさんからメール拝受。twitterなどではたくさんの刺激を頂いているが、このHPではずいぶん久しぶりの反響なのでうれしい。村長の仕事は、無我・縁起ではできないのではないか、というご意見。村長の仕事、というより社会的な取り組みと無常=無我=縁起とのつながりをきちんと説明するというのは、しばらく前からの課題なので、的を射た問題提起。しかし、3月定例議会の準備とか、他にも急ぎ仕上げねばならない仕事があり、すぐには返事が書けないので、頂いたメールだけ掲載。
 その作業を始めたら、秋に岡野博一さんから「龍樹の空は梵我一如にはならない」というご意見を頂き、返事を少し書きかけながら、雑事に追われてそのままになっていたことに気づいた。こちらも返事は後にして、頂いたメールのみ掲出。
 意見交換のページ

2013年10月7日1180909
 伊勢神宮式年遷宮「お白石持ち行事」に8月参加した。考えたことを小論に掲出。早く仕上げたかったが、筆が進まず、肝心の遷宮は過ぎてしまった。
 「国家神道は、神道にまとわりついた罪穢れ、祓うべし」

2013年6月30日1178202
 一年以上新しい小論を書いていなかったが、興味深い本を読んだので、その感想を掲出。脳卒中で左脳の働きが停止した脳科学者が見た、右脳による世界の感じ取り方。右脳の平和で思いやりに満ちた世界感覚を失いたくないと思った彼女は、左脳の機能を回復させるリハビリの過程で、左脳のネガティブな働きを止めさせようと努めた。その結果、見つけ出された方法は、釈尊の教えを思い起こさせる。小論集のページ。
 4月に村長選挙があって、また3期目の4年間を続けることになった。いろいろなことがあって忙しく、じっくり釈尊の教えを考える時間が持てない。しかし、得難い縁を頂き、様々な経験を頂いている。村長として思ったことは、中川村HP、村長からのメッセージに、日々の報告は、 twitterのitrsogaで断片的に行っています。そちらもたまに覗いてください。

2013年2月23日1174610
 月曜日、日帰り出張のつもりで長野市に出掛けたら、雪で帰りの高速道閉鎖。火水と「日本で最も美しい村」連合理事会があるので、家に戻らず長野に一泊して東京に向かった。コートなどないままウロウロしたためか、風邪気味に。
 土曜の朝、時間ある時はNHK・FMピーター・バラカンを聞いている。今朝耳に止まった一言「無常という世界観」。成程確かにこれが一般的な無常の受け止め方だろう。しかし、より正しくは「無常という自己観」であるべき。これは、釈尊の教えににじり寄るための肝の関門のひとつだ。
 今回の更新はこれだけです。

2013年2月5日1173800
 ドミンゴさんからのメールにようやく返信。自分について、言葉について、無我について。
 下に書いたメールの不具合は、プロバイダ側のトラブルで、翌朝には回復しました。感謝。
 1月26日(土)『河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会』の主催により東京・国分寺の労政会館で講演をしました。レイバーネットが動画を中継して下さったので、ここにもリンクを張っておきます。ご意見お聞かせ下さい。
 http://www.ustream.tv/channel/soga20130126

2013年1月31日1173576
 ネットは見られるのだけれど、メールのやりとりができない。試しにHPの更新をしてみる。
 これが up 出来たとして、メールを下さった方、今朝以降のメールは現状読めていません。申し訳ありませんが、ご了承ください。

2013年1月20日
 ドミンゴさんからネルケ無方さんとの意見交換に関連してメールを拝受。自分とは?
 昨日今日と伊那谷の住民学習組織・竜援塾の主催で東京大学の高橋哲哉教授が中川村に来て下さり、憲法について学び合った。昨晩の中川村文化センター大ホールでの講演&ディスカッションには200人近い人たちが集り、危機感と熱のこもった勉強会になった。

2013年1月12日1172630
 曹洞宗の伝統ある専門道場、安泰寺のドイツ人堂頭、ネルケ無方さんから頂いていたメールにようやく返信。ベーシック・インカムでは誰も働かなくなるのではないか、釈尊の教えは人権を導き出すか。意見交換のページ。

2012年12月26日1172081
 お知らせ、2点。
* 『靖国問題』『国家と犠牲』等の著書で哲学者として国家のあり方に鋭く切り込んでおられる高橋哲哉先生とディスカッションを行います。1月19日(土)19:00〜中川村文化センター大ホール。田舎で300席を埋めるのは、高橋先生といえども難しいかも。翌日も朝からみっちりと先生のゼミ形式による憲法研究会が開かれますので、是非一泊の日程でどうぞ。⇒案内チラシ
* 来年春改選の中川村村長選挙に、もう一度立候補することに致しました。ご意見・ご提言お聞かせいただければ幸甚です。

2012年11月15日1170897
 ずいぶん間が空いてしまい申し訳ありません。
 ネルケ無方師からメール拝受。ベーシック・インカムや仏教と人権等についての問題提起。意見交換のページ。
 師は、沢木興道、内山興正の流れを受け継ぐ曹洞宗の自給自足の禅道場・安泰寺をドイツ人の身で背負っておられ、『裸の坊様』、『ドイツ人住職が伝える 禅の教え 生きるヒント33』など執筆もエネルギッシュに展開しておられる。返事には、世俗的なレベルから釈尊の教えの深いところまで掘り下げねばならず、少し時間を頂きたい。
 半年近く更新していなかったが、けしてぼ〜っとしていたわけではなく、村のもろもろや、ツイッターや時々中川村のHPで発信していたとおり脱原発など動いていた。また、かねてより国旗に一礼してこなかったことを6月の村定例議会一般質問で質問され、その答弁を村HPに掲出したところ、朝日新聞、東京新聞、週刊金曜日などで取り上げて頂き、沢山の反響を頂いた。感謝申し上げる。先週は、沖縄に行き、東村やんばる高江の米軍海兵隊ヘリパッド建設工事監視行動に参加し、辺野古米軍新基地建設予定地、普天間米軍海兵隊基地ゲート前行動など拝見し、伊波洋一さんや沖縄のミュージシャン達の考え・思いを聞いてきた。沖縄の人たちの思いをいくらかは共有できたと思う。
 今、釈尊の教えと地方自治体の自治・村政運営について本を書かないか、との提案を頂き、編集の方の意見も頂きながらまとめの段階に入っている。完成したら、またご批判頂きたい。

2012年7月26日1167016
 篠崎仁さんに漸く返事をお出しした。心のみで心から心の輪廻転生はあり得るか。意見交換のページ

2012年7月3日1166069
 篠崎 仁さんから頂いたメールを掲出。意見交換のページ
 中川村議会6月定例会の一般質問で「村長は入学式などの式典で国旗に一礼をしていないようだが、その理由は?」との質問をいただき、答弁を村HPに掲出したところ、twitter などで思いがけずたくさんの反響を頂いた。また、「脱原発をめざす首長会議」や大飯原発再稼働などについても書いているので、右上にリンクのある「村長からのメッセージ」もたまに覗いていただけると幸甚。

2012年6月15日1164440
 「釈尊の教えと社会変革」を小論集のページに掲出。

2012年5月13日1163330
 大貫俊彦さんに返事をお送りした。意味ありげだがよく分からない仏教解説、苦行の中止、不立文字など。意見交換のページ。

2012年5月3日1162957
 空即是進化さんに返事をお送りした。

2012年5月2日1162920
 空即是進化さん、大貫俊彦さんからメール拝受。大貫さんは、ネルケ無方さんの安泰寺で修行をされた方で、先日の『釈尊の教えと社会変革』を聞きに来てくださった。未返事。

 4/30、アフリカン太鼓連サブニュマ他の皆さんが仕掛けたアースデイ・イベント『伊那谷縁日』、天の中川河川公園で盛況の内にもまったりとしたいい雰囲気。
 明日は、お隣、大鹿村の歌舞伎見学。原田芳雄主演『大鹿村騒動記』の余波できっと満員。
 5/4は「フリーター労組」主催の『自由と生存のメーデー2012』新宿サウンド・デモに参加するつもり。
 5/5は『信州なかがわハーフマラソン』のスタートに顔を出して、役場職員の結婚式。
 5/6は、同志社の山森亮先生のベーシック・インカム講演を聞きに京都山科へ。
 少々ハードか。

2012年4月28日1162781
 泉 清昭さんに返事をお出しした。十二支縁起に対する問題意識。

 先週末は忙しかった。土曜早朝の村早起き野球リーグの開会式の後、バスで東京へ。京都大学原子炉実験所の小出裕章先生の講演。800人の会場は立ち見であふれ、深刻な専門的話を分かりやすく穏やかに、時には笑いや拍手を起こしながら、3時間立ちっぱなしで話して下さった。内容は本などである程度知識があったが、人柄に敬服した。
 夕刻携帯が鳴って、役場の老朽施設から重油が流出したとの一報。今までのところ幸い大きな被害報告はないが、近隣住民の皆さん他、多方面にご迷惑をおかけした。
 日曜朝は、経産省前の脱原発テント村。若い人達と初老の曾ての闘士?が並んでハンストしながら論じ合う場となっていて、いいなと思った。観光バス、長距離バスの路線でもあり、信号待ちの間、車窓から外国人も含め皆が眺めていく。
 午後は、文京区民センターで『釈尊の教えと社会変革』の講演。たまたま同時刻別の階では色平哲郎医師の反TPPの講演、聞けなくて残念と挨拶し合う。色平先生は大きな会場、私の方は二十数名の参加だったが、元活動家だった初老の紳士達(対立セクト)や、安泰寺のネルケ無方さんの所で禅修行したという若い方、このHPを見ていただいている方等、様々な方に一時間半と少し話し、質疑も一時間ほど。活発で多様な議論ができ、楽しかった。雑誌『プランB』6月1日発行にほぼ同内容が掲載予定。いずれここにも掲載するので、またご批判を。
 夜遅く家に戻ると、ネルケ無方さんから新著『裸の坊様 異文化に切磋琢磨される禅プラクティス』サンガ新書が届いていた。
 今日はこれからまたバスで東京に向かい、「脱原発をめざす首長の会(仮)」設立総会に参加する。

2012年4月18日1162419
 泉 清昭さんからメール拝受。十二支縁起の読み方について。
 再度告知・・・日曜日、東京の文京区民センターで『釈尊の教えと社会変革』という題で講演をします。詳細は数行下↓に。お時間あれば是非。

2012年3月31日1161847
 ちょりんこんさんに早速返事をお送りした。

2012年3月30日1161810
 久方ぶりにメールを頂いた。ちょりんこんさん、無我についての考え。意見交換のページ。早々に返事を書きたい。

2012年3月16日1161372
 随分更新の間が開いてしまいました。反省。今回はお知らせのみ。
 「釈尊の教えと社会の変革」というタイトルでお話をすることになりました。日本針路研究所討論会。4/22(日)13:00〜文京区民センター(最寄りは、地下鉄の後楽園、春日駅)。資料代等700円。
 このところ無防備平和条例やベーシックインカムや反TPPに中途半端に首を突っ込んでいますが、その根っこには釈尊の教えがあり、その間を繋ぐような内容にしたいと思っています。それにしても、人が入るとは到底思えず、主催の方に申し訳ないので、ここでお知らせしました。ご興味ある方、来て頂ければ幸甚です。

2011年12月25日1158298
 『「人は誰も弱く哀れな執着の反応」という視点で北朝鮮周辺を見れば…』金正日氏死亡の報への反応から思ったことを小論に掲載。

2011年12月16日1158025
 先月、twitterに湧いて出てきた言葉を流した。いつもとは少し違う文体、表現になった。twitterの大河では多分誰の目にも止まらぬまま消え去ってしまうので、小論にも残して置く。

2011年11月12日1156870
 『月を差す指はどれか(釈尊の教えってホントはこうかも)』プチ講演、本日無事終了。及第点。初めての試みなので心配したが、結構うまくいった。
 中川村アンフォルメル美術館アトリエ棟の8疊和室、募集定員10人のところに11人のお客様、このHPを知っておられたのは4人だけ。つまり7人の方は、心安らぐ=執着に阿る仏教の話を期待してこられた訳で、予備知識の差がある皆さんにどう対処すべきか戸惑いながらも、それには構わず、学生時代の行き詰り、空とは、無我とは、梵我一如と釈尊の教えの対比などなどずんずん話した。一人男性の方が途中眠っておられたが、それ以外は、予備知識のない高齢の(すみません)女性の方々も含め、熱心に聴いて下さった。
 話の流れ、構成にも無理を感じずに進められたが、2時間少々では足りなかった。執着を発生する仕組みとしての名色=クオリア、また無我=縁起なのになぜ精進が可能か、といった点には触れられないまま。質疑の時間もほとんど取れなかった。
 休憩も考えると、3時間は必要かもしれない。次回はもう少し広くて椅子に座れる場所を設定し、再挑戦したい。
 本日の更新内容は、これのみです。

2011年10月15日1155935
 上記「イ〜ラ」の私の催し、受付終了のお知らせを加えました(終了により削除12/16)。
 最近更新が滞っていますが、twitterでの発言が増えています。twitter itrsogaもフォロー下さい。

2011年9月10日1154742
 上記「イ〜ラ」のプチ講演の告知を加えました(終了により削除12/16)。今回はそれだけです。

2011年8月30日1154343
 シリカゲルさんに返事。意見交換の頁
 最近まとまった文章より、twitterで短い文章を書く事が多い。催事への参加のお知らせや様々なテーマで囀っています。よければフォロー下さい。itrsoga

2011年8月20日1153933
 シリカゲルさんからメール拝受。

 今世界を覆う閉塞感は、富の配分の歪さが原因だと思う。あらゆる個人に条件なく生存に最低限必要な現金給付を定期的に配当するというベーシックインカムの発想によって、現況は打破されるかもしれない。
 ベーシックインカム合宿勉強会が、次の土日、中川村望岳荘で開催されます。主催は「生存権フォーラム」。土曜日は村岡到編『ベーシックインカムの可能性』(ロゴス社)の合評。私の小論も掲載されています。日曜日は9時から京都府立大学の小沢修司先生による「ベーシックインカム論の現状」報告、午後討論。
 当日参加も大丈夫だと思いますが、念のため参加希望の方は、メールでご連絡ください。

2011年7月6日1152226
 7/10(日)大阪で開催される無防備地域宣言運動全国ネットワークの総会で、2月に行なった「中川村全村挙げてのTPP参加反対デモ」のことやらお話をする機会を頂戴しました。13時開場、生野区民センター301号室。参加費500円。JR大阪環状線桃谷駅から徒歩15分だそうです。詳細は、http://t.co/75btm2t。ご興味あればいらして下さい。今回の更新は、このお知らせだけです。

2011年7月2日1152058
 ドミンゴさんからメール拝受。先の私からしーさんさんへの返信の記述は、「私」という主体を前提としなければ成り立たないのではないか、とのご指摘。返事と合わせて、意見交換のページに掲出。

2011年6月22日1151600
 しーさんさんに返事をお送りした。無常=無我=縁起、涅槃。意見交換のページ。

2011年6月18日1151397
 珍しく連日の更新。しーさんさんからメール拝受。「無常=無我=縁起と唯物論とに違いが有るのか? 無常=無我=縁起では、死ねば終わり。ニルヴァーナに至っても何になるのか?」意見交換のページ。返事はまだです。

2011年6月17日1151307
 東京電力原発事故は、正しく状況が公表されているのか、大変不安だ。場所によっては、もはや地域の再建とか言っていられない高い放射能汚染が検出されている。子供や若い女性、お母さんは、家族や地域が一時壊れようとも、ともかく避難すべきだと思う。あれこれ言う人もいるかもしれないが、それは勇気や現状認識力のない人たちの妬み。ともかく逃げて命をつなぎ、その後のことはその後ゆっくり考えればいい。全国の基礎自治体は、飛び込めば必ず受け入れてくれると思う。命と子供の健康だけを最優先に行動して下さい。

 「英霊にこたえる会」会長、中條高コ氏との意見交換を中川村HPに掲出している。昨日私からの第二信をずいぶん間を開けてお返ししたのだが、やや踏み込んだ内容で、村HPにそのまま掲載するのは相応しくないので、小論のページのこちらに掲載。ご意見お聞かせください。

2011年4月2日1148068
 東日本大震災でご家族、ご友人を亡くされた皆様にお悔やみを申し上げ、被害にあわれた方々に一日も早く平穏な日常が戻るよう、及ばずながら努力したいと思う。特に、東京電力の原子力発電所による災害は、空間的にも時間的にもまた規模も果てが知れない。大きな課題を突きつけられたと感じる。まだ考えは深まらないが、感じるところを、村HPに掲載した。
 ムニムニさんにようやく返事を書いた。意見交換のページ。

2011年3月5日1146898
 ムニムニさんから頂いたメールを意見交換のページに掲出。返事はまだです。

 2月20日、「中川村全村挙げてのTPP参加反対デモ」を行いました。TPPは、農業問題でも、関税・貿易の問題でもありません。医療や金融保険、政府調達、人の移動など24に及ぶ幅広い分野で、積み上げてきた国の制度を一挙に米国ルールに替えようとするものです。国民生活、地域社会を根本から壊すことになります。中川村では、議会、商工会、建設業協会、農業委員会、JA、農民組合、新婦人の会、農団連、役場労組など、幅広い団体が実行委員会を結成し、また村外・県外からも多くの多様な若者が結集し、TPP反対の声を上げることができました。中川村HP「TPP参加反対コーナー」をご覧下さい。http://www.vill.nakagawa.nagano.jp/against_tpp/
 中川村HPには、「英霊にこたえる会」会長の中條高コ氏の講演を拝聴した感想や軍隊をすてた国コスタリカから考えさせられた事、ベーシック・インカム勉強会など、新しい記事もありますので、こちらも是非。http://www.vill.nakagawa.nagano.jp/intro/v_chief.html

2011年1月15日1144409
 昨年9月11日に頂いたムニムニさんからのメールにようやく返事をお出しした。世界の本源を想定する発想を警戒して、自分が無常=無我=縁起の現象であることを見るべき、その他。意見交換のページのムニムニさんの上記メールの下に掲載。

2011年1月8日1143993
 賀正。良い年になりそうな予感はしないのですが、夜明けに向かう暗がりだと思いたい。せめて戦争は拡散しないように…

2010年11月6日1140935
 旅師まさ坊さんからメール拝受。主体性についての続きの議論。
 中川村HPに、孫崎享氏の講演「日米同盟の正体」の報告などいくつか書いているので、そちらもご覧下さい。

2010年10月11日1139435
 スコトーマさん、ムニムニさんから返事を拝受。Pannyadhikaさんがビルマでの修行から帰国しておられて、メールを頂いた。以上、意見交換のページ。
 靖国神社について「週刊ポスト」に笹幸恵さんが書かれた記事を読んで思ったことを小論集のページに掲出。

2010年9月7日1137508
 スコトーマさんに返事を出した。「無数の現象が縁を発散する。縁起は偶然的カオス的」

2010年8月30日1137032
 旅師まさ坊さんから返信拝受。スコトーマさんから「先天性疾患を得る事を縁起の視点からどう考えるか」との質問を頂いた。未返事。
 ムニムニさんに返事を書いた。「観察すべきは世界ではなく自分自身。主体性はない。努力、執着、発心、精進も縁起の反応。他」
 すべて意見交換のページ。

2010年8月13日1136137
 旅師まさ坊さんに返事を出した。意見交換のページ。

2010年8月12日1136072
 旅師まさ坊さんからメール拝受。「やはり主体性はあるのでは?」 未返事。
 ベーシック・インカムについて、『Plan B』という雑誌に原稿を書いた。中川村HPにも掲載。ご批判ください。

2010年8月8日1135833
 ムニムニさんから返信を拝受。未返事。
 伊那谷で自主勉強会を続けている『竜援塾』、昨日は鵜飼哲さんの講義。猛爆撃されたドレスデン市民は戦後ドイツ政府を訴えた。国家の役割、国民と国家の関係をきちんと位置づけ、戦争責任について、スケープゴートに罪をひっかぶせるのではなく、誰の何が、誰のどれが間違っていたのか、突き詰めて検証すべき。それがないと近隣との検証議論もできない。かつて官僚は天皇の官僚だった。戦後も国家と国民の関係が曖昧のまま、官僚は嘗てのあり方を持続し、相変わらず「棄民政策」が続いている。「国家安全保障」や「公共の福祉」をお題目にして、それぞれの土地に生きている各々の住民が犠牲にされる。ユーラシアが協調し一体化することが米国には脅威。アフガニスタンに足場を確保するのはクリントン時代からの戦略。ユーラシア一体化を阻むための、アフガニスタン、インド、パキスタン、イラン、イスラエル政策。日米同盟、沖縄もその一環。

2010年8月5日1135686
 昨日掲出したドミンゴさんからのメールに返事をお出しした。「私も世界-内-現象であり実体ではない。」

2010年8月4日1135637
 ドミンゴさんからメール拝受。龍樹における涅槃を、物理学の視点から、この世界を現象のみと知り、執着しないこと、と解釈しておられる。未返事。
 『2020核廃絶広島会議』に参加して発言した事など、中川村HPに掲載。秋葉広島市長のマグサイサイ賞受賞といううれしいニュースも昨日あった。

2010年7月22日1134906
 ムニムニさんから返事を頂き、私も考えを書いた。認識主体を認めるか、世界を外から俯瞰する、などがテーマ。

2010年7月17日1134643
 ハルさんからメールを頂き、返事を書いた。「曽我の考えでは『自殺をすれば悟れる、やりたい放題やればよい』ということになるのでは」という問題提起。

2010年7月10日1134337
 ムニムニさん、kumetsuさんに返事をお出しした。kumetsuさんにはちょっと申し訳ない返事。意見交換のページ。
 気候のせいか、気持ちが弛緩している。それでもいいか、とさえ思ってしまう。まぁ、それでもいいか…。

2010年6月2日1132381
 きゅんきゅんさんからメール拝受。「罪悪はどこから来たか?」 罪悪を苦を生む反応として、その起源について返事を書いた。
 村の「公務殉職者慰霊祭」(≒戦没兵士慰霊祭)での「慰霊の言葉」を村HPに掲出。沖縄の基地問題に鑑み、ひょっとすると物議を醸すかな、と思いつつ少し踏み込んだ発言をしたつもりだが、どこからも何の反応も頂けない。ご意見お聞かせください。

2010年4月30日1130380
 ドミンゴさんから、メール拝受。「覚者のものの見方」

2010年4月24日1129987
 旅師まさ坊さんから、私の返信に対する感想を頂いた。
 kumetsuさんからも、メール拝受。輪廻の構造〜「アートマン移転論」対「無我を前提とする縁起の理法」 未返事

2010年4月21日1129790
 旅師まさ坊さんにようやくの返事。釈尊は個物をどう考えておられたか。スッタニパータを材料に、名色=クオリアで考えた。釈尊のすごさを再認識した。
 てくさんからメールを拝受。

2010年4月11日1129196
 ムニムニさんから、メール拝受。無我と輪廻について。

2010年4月8日1129058
 旅師まさ坊さんから、返事をお出しする前に、2通目を拝受。

2010年4月2日1128745
 旅師まさ坊さんから「仏教では個体をどう捉えているのか? 存在するのか?」というメールを頂戴した。意見交換のページに掲載。返事は一旦書き出したものの、何から書いてどうつなげるか、ちょっと悩み出して、まだ書けていません。
 中川村HPには、無防備平和条例運動に関してや、ベーシック・インカム日本ネットワーク設立集会に参加して思った事など、いくつか書いています。無防備平和運動もベーシック・インカムも、最低限の落ち着ける環境を整えようとする取り組みとして捉えています。すさんだ縁に晒されれば、凡夫は苦を作り、人と自分を苦しめる。環境を整えることも重要です。読んでいただけるとうれしい。右上のリンクからどうぞ。

2010年2月27日1127123
 村のHPに「無防備都市宣言はどうか?」との問いかけをしたところ、一時2ちゃんねるでも話題になり、多くの、ほとんどは批判のメールを頂いた。これからしばらくやりとりが続くだろう。凡夫の執着が戦争という最大の苦を生成しかねないことに対して切り込んでいくよい武器に、無防備都市宣言は使えると思う。よい機会にしたい。
 http://www.vill.nakagawa.nagano.jp/intro/v_chief.html

2010年1月30日1125527
 小論に「空についてのメモ」を追加。
 ついでながら、twitter を始めました。たまにしかつぶやきませんが、よければ follow 下さい。itrsoga です。

2010年1月9日1124280
 chloeさんの2通目のメール(1/6付け)に識に関して返事を送付。ハルさんへの返事も含めてクオリアについては暫く時間がかかりそう。

2010年1月6日1124082
 今年がよい年になりますように。世界中の苦が僅かでも減るよう、なるべく苦を作らぬよう、ヘナチョコながら努めたいと思います。
 ドミンゴさんに返事を送付。chloeさんから返事を頂いた。意見交換のページ。

2009年12月29日1123673
 ねこみみさんに返事を送付。

2009年12月23日1123365
 ハルさんからメール拝受。クオリアとは、"生の感じ"のことであり、反応システムではない。現に感じる"生の感じ"の主観的体験を物理方程式で説明できないことこそが、難題なのだ、とのご批判。
 我ながら少し気になっていた点。じっくり考えてみたい。(返事はまだです。)

2009年12月21日1123276
 科学の立場から龍樹の空を研究しておられるドミンゴさんからメール拝受。「現象について」

2009年12月12日1122856
 ねこみみさんからメール拝受。舞踊など身体的な芸術で考えると、はからいを捨てることにより良きものが現れてくることも否定できないのではないか、との問題提起。

2009年12月6日1122556
 chloeさんにようやく返事を出した。「十二支縁起を並べ替えてみる」 意見交換のページ。

2009年11月15日1121579
 先月、「カトリック正義と平和全国集会」でお話をする機会を頂いた。満足できる出来ではなかったので、再度まとめてみた。靖国神社に係わる一連の議論などに連なるものだ。小論集のページ。

2009年10月26日1120604
 chloeさんから、受動意識論の視点で、私の「十二支縁起における識は位置が前過ぎて我論的傾向がある」という考えに異議を頂戴した。的確に理解して頂いた上での鋭いご指摘だ。多分、クオリア論とからめながら識をどう捉えるか、という問題になると思うけれど、今余裕なく、返信は少しお待ちください。意見交換のページ。

2009年8月9日1117522
 「オバマ大統領を広島・長崎に呼ぼう、オバマの核兵器削減政策を支援しよう」という声が大きい。それはそれでいいのだけれど、我々にはそれよりもっと重大なテーマがあるのではないか。それは、日本政府が、そのオバマ核兵器削減政策に反対する活動をしていることだ。日本政府のこの動きを放任したまま、いくらオバマに働きかけても相手にされない。そもそも、日本政府の核兵器削減反対活動がほとんど話題にされないこと自体が異様だ。

2009年8月4日1117277
 広島・長崎の原爆の日を前に、日本政府が米国の戦術核兵器削減方針に反対してロビー活動をしており、しかもそれが奏功するかもしれない、というとんでもないニュースを知った。中川村ホームページにもう少し詳しく書いたので、ご一読願えれば嬉しい。
www.vill.nakagawa.nagano.jp/intro/v_chief/041_20090731.html

2009年6月26日1115073
 佐々井秀嶺師が一時帰国されていると聞き、東京・護国寺の講演会に出かけた。皆空さんからお問い合わせを頂いたので、その際の印象など報告。意見交換のページ。

2009年6月22日1114852f
 今日の信濃毎日新聞一面トップの記事。宗谷・津軽など重要5海峡の領海幅を、12海里にせず3海里に狭めているのは、(東條英機ら7人の処刑の翌日に同じA級戦犯ながら釈放され、CIAのエージェントとして総理大臣となった)岸信介が日米安保条約を改定した際に交わされた核兵器持ち込みの密約に縛られて、国会答弁の逃げ道を作るためだった、という。
 信濃毎日新聞のサイトから引用しようと思ったが、一面トップの記事であるにも拘らず、どういう理由かHPには掲載されていない。  以下、東京新聞のサイトから引用する。
宗谷など重要5海峡 核通過に配慮 狭い領海 三原則抵触を回避
 2009年6月22日 朝刊

 政府が宗谷、津軽など五つの重要海峡の領海幅を三カイリ(約五・六キロ)にとどめ、法的に可能な十二カイリ(約二十二キロ)を採用してこなかったのは、米軍の核搭載艦船による核持ち込みを政治問題化させないための措置だったことが二十一日、分かった。政府判断の根底には、一九六〇年の日米安全保障条約改定時に交わされた核持ち込みの密約があった。複数の元外務事務次官が共同通信に証言した。

 これらの海峡は、ソ連(現ロシア)や中国、北朝鮮をにらんだ日本海での核抑止の作戦航行を行う米戦略原子力潜水艦などが必ず通らなければならないが、十二カイリでは公海部分が消滅する海峡ができるため、核が日本領海を通過することになる。

 このため、核持ち込み禁止などをうたった非核三原則への抵触を非難されることを恐れた政府は、公海部分を意図的に残し核通過を優先、今日まで領海を制限してきた。表向きは「重要海峡での自由通航促進のため」と説明してきており、説明責任を問われそうだ。

 外務次官経験者によると、領海幅を十二カイリとする七七年施行の領海法の立法作業に当たり、外務省は宗谷、津軽、大隅、対馬海峡東水道、同西水道の計五海峡の扱いを協議。六〇年の日米安保改定時に密約を交わし、米核艦船の日本領海通過を黙認してきた経緯から、領海幅を十二カイリに変更しても、米政府は軍艦船による核持ち込みを断行すると予測した。

 そこで領海幅を三カイリのままとし、海峡内に公海部分を残すことを考案。核艦船が五海峡を通過する際は公海部分を通ることとし、「領海外のため日本と関係ない」と国会答弁できるようにした。

 ある次官経験者は「津軽海峡を全部、日本の領海にしたら『米軍艦は核を積んで絶対に通らないんだな』と質問された場合、『積んでいない』と答えなければならない。しかしそれはあまりにもうそ」と言明。「うそをつかないために」公海部分を残したと証言した。

 米政府は冷戦後、日本にも寄港した空母などから戦術核を撤去したが、「核の傘」の屋台骨である戦略原潜は今も核弾道ミサイルを搭載し、日本近海を航行しているとみられる。 (共同)

 先日掲載した小論『靖国神社に関して(続き)』の一部に関連している。あわせてご一読願えれば幸甚。

2009年6月14日1114411
 このところたくさんの様々な刺激・サジェスチョンを頂いている。それぞれ文章に整理して定着させたいのだが、そのゆとりなく、もやもやと消化不良のままたまっている。とりあえず、靖国神社に絡めて、その一部をまとめた。小論集のページ『靖国神社に関して(続き)』。

2009年5月24日1113201
 先の尾形さんのメールに対して別の方からご意見を拝受。小論「靖国神社に関するやりとり」末尾に追加。
 先日東京に出た折に時間ができたので、「靖國神社平和案内人」の長谷川順一さんに無理にお願いして案内していただいた。突然だったにも拘らず、大変快く応じて下さり、自分ひとりでは気づかないことをたくさん教えていただいた。
 『証言 沖縄戦の日本兵』(國森康弘 岩波書店)、『丸腰国家〜軍隊を放棄したコスタリカ 60年の平和戦略〜』(足立力也 扶桑社新書)なども興味深く読んだ。思ったことをまとめたいし、頂いたメールへの返事も書かねばならないのだが、取り組む余裕がなかなか持てない。

2009年5月17日1112788
 横浜市の尾形 仁さんから再度メールを拝受、小論「靖国神社に関するやりとり」末尾に追加。なるべく早く返事を書きます。

2009年5月2日1111865
 『自由と生存のメーデー09--六十億のプレカリアート』、今日の東京ウィメンズプラザ・ホールの集まりに参加するつもりで日程を組んでいたのだが、新型インフルエンザへの万一の場合の対応で、村で待機することにした。残念。明日の渋谷のデモ、みんなhappyでトラブルなくこれからへの手応えを感じられる形で終了できることを祈ります。くれぐれも挑発には乗らないように。

 『日米同盟の正体 迷走する安全保障』孫崎享 講談社現代新書を読んだ。大変面白かった。孫崎さんは、外務省で要職を務められ、現在は防衛大学校教授であるそうだが、様々な資料に裏打ちされた分析には、説得力があり、目を開かれることが多かった。例えば、ヤルタ協定、ポツダム宣言、サンフランシスコ講和条約において、日本が放棄する北方領土の範囲をわざと曖昧にしておくことで、英国・米国は日本とソ連の関係を末長く険悪なものにしておく仕掛けをセットした、という(p76〜)。敵(?)ながら、実に計算高い見事な策略である。
 先日、中川村文化センターで『NAKBA』の上映会があったのだが、パレスチナの泥沼の惨状を生んだ原因は、英国の二枚舌外交だとよく言われる。英国外交の優柔不断あるいは意思不統一のように思っていたが、実はそうではなく、ここにも何か深い策略・狙いがあったと考えるべきではないか。例えば、私の貧困な発想からすれば、第二次大戦で欧州(キリスト教圏)が疲弊した後、イスラム教圏が豊富な石油を背景に世界史の主役となることを阻止するため、紛争の種を仕込むというような…。つまり、イスラエルは、キリスト教圏からイスラム教圏に放り込まれた「鉄砲玉」のような存在だったのではないだろうか。
 孫崎さんは、「尻尾が犬を振り回すように」イスラエルが米国の中東政策に影響力を行使していて、それはイスラエルの強力なロビー活動によると書いておられる(p172〜)。これも、実はロビー活動に留まらない、なにか決定的な対米影響力の要因をイスラエルは握っているのではないだろうか。あるいは、上記の「中東の不安定要素として存在し続けること」がイスラエルの存在意義であり、それが米国のイスラエル全面支持の理由なのだろうか。
 北朝鮮を仮想敵とするミサイル防衛について、孫崎さんは、その有効性・近視眼性に疑問を投じ、もっと大きな全体的な視点で考えるべきだ、と書いておられる。ただ、孫崎さんの論調では、米国は北朝鮮に、その程度に波はあるものの、一貫して敵対してきたように書いておられる。しかし、私の視点からすれば、米国の軍産複合体、およびそれにつながる日本国内の人たちにとって、北朝鮮ほどありがたい便利な国はないのではないだろうか。北朝鮮が崩壊すれば、彼らは大いに困る。北朝鮮のような政府・体制が、今でも永らえられている理由は、そこにあるのではないだろうか。

2009年4月25日1111461
 小論に《名色(ナーマ・ルーパ)をクオリアの視点から考えてみる》を追加。

2009年4月23日1111341
 先日19日が二期目の村長選の投票日で、選挙期間中は更新ができなかった。
 それも終わったので、最近考えている、名色(ナーマ・ルーパ)とクオリアとを繋げて考える実験を早くまとめて掲載したいのだけれど、例によって書き始めるといろいろ新たな思いつきが生まれ、なかなかまとめることができない。なるべく早く仕上げますので、また是非ご意見お聞かせください。

 ベーシック・インカムについて、先日『週刊SPA!』の取材を受けた。27日(月)発売号の記事になると思う。こちらもご意見頂ければうれしい。

2009年3月15日1109162
 アルプスさんと意見交換。
 HPの副題、「無我=縁起こそ釈尊の教えだと想定し、…」としていたのを、「無常=無我=縁起こそ…」に改めた。

2009年2月22日1107883
 藤田さんに返事をお出しした。

2009年2月18日1107668
 藤田さんからメールを拝受。意見交換のページ。

2009年1月17日1105471
 ミキヒデオさん、kataさんに返事をお送りした。
 小論「靖国神社に関するやりとり」、わずかながら追加。

2009年1月6日1104720
 久しぶりにメールを頂いた。しかも二人の方から立て続けに。なるべく早く返事をお出しします。

2009年1月4日1104598
 イスラエルがガザ地区への地上攻撃を始めた。ハマスも大人気ないが、イスラエルの場合は大人気ないでは済まされない。こんなことがどうしてやめさせられないのか。
 ガザ空爆直後の実態youtube
 憎しみのあまりハマス支持がさらに増え、ハマスがさらに「大人気ない」ふるまいに走るのは目に見えている。それともイスラエルは、パレスチナを根絶やしにして「民族浄化」するつもりなのか。
 まずイスラエルが冷静になり、攻撃を停止すべきだ。圧倒的に支配しているのだから。

2008年大晦日1104424
 靖国神社の件、ご意見を頂いたまま、ゆとりなく取り組めずにいたら、さらに他の方からも反対意見を頂いた。泥縄式に勉強して、なんとかぎりぎり年内に私の考えをまとめた。
 ここから小論の当該箇所に飛べます。

2008年12月7日1103135
 このところいろいろと書かねばならない文書が多くて、更新ができなかった。
 小論に「靖国神社に関するやりとり」を掲出。

2008年11月3日1101134
 先日テレビの取材を受けた。都会から地方に移住した人を何人か取り上げるという企画。村消防団50周年の式典や私の住んでいる柳沢地区の共同作業や祭りなども撮っていった。「日本で最も美しい村」連合のことなども話した。どういう編集になるか分からないが、お暇があれば見ていただきたい。
 11月7日(金)20:00〜 NHK総合「新東京人の選択」
 但し、放送エリアは関東甲信越のみ、とのこと。

2008年10月25日1100681
 先日、とある会合で、隣に座った方に「8月からホームページの更新をされてないので心配していたが、お元気そうでよかった」と言われた。村が「日本で最も美しい村」連合に加えていただいたり、村発足50周年の式典があったり、ちょっと慌しくしていた。そんなことで本も読めておらず、刺激(縁)を頂いていないので、新しい発想もあまりない。
 他に心配してくださる方もおられないとは思うが、相変わらずだという報告を兼ねて、昨晩村のホームページ用に書いた文章をここに掲出する。
東京での妊婦死亡事件の報道に接して、舛添大臣の回答を再度求める。

 様態の急変した妊婦さんがすばやい医療を受けられずに亡くなるという悲しい事件が、東京で起こった。テレビニュースによると、石原都知事と舛添厚生労働大臣が、責任の押し付け合いをしている。こと今回の事件に関する限りは、石原都知事は正しい。なぜなら、東京のみならず日本全国が同じ状況であるからだ。いや、地方の我々の受け止め方としては、「東京さえもがそうなっているのか」と言った方がより正確である。

 病院を視察した後、舛添大臣は概略このようなことを言っておられた。

「基本的には、医師が不足していることが原因だ。増やさねばならない。臨床研修医制度も見直す必要がある。長期的なこと、短期的なこと、今いろいろやっている最中だ。」
 驚いた。一体いつまでこんなことを言っているのか。昨年の10月までに、私でさえそんなことは分かっていた。この一年なにも進んでいないのか。
    http://www.vill.nakagawa.nagano.jp/intro/v_chief/018_20071005.html
    http://www.vill.nakagawa.nagano.jp/intro/v_chief/021_20080131.html
 上段のリンク先にある村ホームページに掲載した舛添大臣宛のメールには、今もって返事はない。
 今もう一度「ますぞえ要一公式サイト」を確認したら、「お問い合わせ」のコーナーには、このようにあった。
誠に申し訳ありません
現在、膨大な数のメールが届いており、
個別の返信は致しかねる状況です。
送信いただく場合には
返信がない旨をご理解の上で、お願いいたします。
 返信がないのなら、「お問い合わせ」ではなく、「意見投稿」に過ぎないと思うが、陰口は嫌なので、ここに書いたことは、「ますぞえ要一公式サイト」にも意見投稿しておく。
 「今いろいろやっている」などというのは、あたりまえのことだ。この状況がいつになれば解消されるのか、スケジュールを示して説明して欲しい。

2008年8月3日1096551
 昨日、(天の)中川村最大のイベント、どんちゃん祭りが無事終了した。今年は村発足50周年の記念でもあり、花火にも例年以上の寄付を頂いていたので、天気その他心配していたが、好天に恵まれ、事故もなく、勢いに溢れたすばらしい祭りができた。たくさんの方々に支えて頂いたお陰、心より感謝。(昨年までの写真は、こちらに。今年の様子も早々に掲載します。祭り会場の同じグランドから間近に打ち上げられる花火の迫力は、なかなか伝えられないけれど…。)
 『上座部仏教の思想形成 −ブッダからブッダゴーサへ』(馬場紀寿著 春秋社)を読んだ。感想を小論に掲載。
 THさんから「あたりまえ…般若経」の感想を頂き、自分でも懐かしかった。意見交換のページ。
 普天間飛行場を抱える宜野湾市の伊波市長が、沖縄の戦後史について、また普天間返還運動について、中川村で講演をされた。こちらの感想は、村ホームページに掲載。

2008年6月21日1093803
 sincekeさんから頂いた4通のメールに返事を書いた。最後の「法華経について」の下に掲載。意見交換のページ。

2008年6月15日1093385
 6ヶ月近くすぎて、ようやく今頃 宮島康子さんに返事をお送りした。すみません。

2008年6月12日1093206
 sincekeさんから4通のメールを拝受。
 秋葉原の事件では、たくさんの方々が犠牲になって、大変痛ましいことだ。亡くなった方々の冥福を祈る。犯人に関する報道をみると、「負け組み」による一種の自爆テロだったのではないかと思う。凡夫はひ弱な縁起の反応で、悪い縁にまみれれば悪い反応の癖になる。たくさんの苦を作って自ら苦しみ、その苦が原因となって、さらに二次的な苦が生まれる。このような事件が繰り返し起こらないようにするためには、犯人の個人的な問題に矮小化してもだめだし、罰則や規制の強化に走っても効果はない。海外の自爆テロと同様、なにか耳目を集めることで自分の存在、主張、感情を爆発させることによってしか溜飲を下げられない、そういう出口のない逼塞した状況に追いやられている人たちが増えている。それを力で押さえつけても、かえって内側に溜まったマグマの圧力が高まるだけだ。同じような事件を繰り返さないためには、そういう人たちも普通に暮らせる状況にしていく他はないと思う。
 中川村ホームページに、ベーシック・インカムについてのメモを掲出。

2008年5月28日1092261
 『正法眼蔵 菩提薩タ(土偏に垂)四摂法を読む』という本を頂戴して、布施についてヒントを得た。小論に掲載。

2008年5月10日1091318
 5月3日、『自由と生存のメーデー2008 プレカリアートは増殖/連結する』に参加して、新宿でデモをした。中川村ホームページで報告。
 インドで偉大な仕事をしている佐々井秀嶺師についての新しい本、『男一代菩薩道』を読んだ。感想を小論に掲載。

2008年4月12日1089704
 ナチュラル メッセージさんから、輪廻転生と、チベット現況に意見がないのは偏りではないか、自虐史観とについてご意見を拝受。意見交換のページ。

2008年3月31日1089022
 岩波新書『仏陀を背負いて街頭へ−妹尾義郎と新興仏教青年同盟−』を読んだ。釈尊の教えが、個人のレベルの救済に留まらず、社会の全体を救うことは可能か、考えさせられた。小論に掲載。

2008年2月26日1087170
 『いのちの食べかた』という映画を観て、いろいろ考えさせられた。仏教経済学というか、今とは別の経済についての夢想を小論に掲載。

2008年2月17日1086687
 ネルケ無方さんにようやくお返事を書いた。無方さんからさっそくご意見を拝受。

2008年2月2日1085806
 さきほど『NHKスペシャル 日本とアメリカ 第1回 深まる日米同盟』の再放送を見た。先週日曜日の夜、酒が入った状態で見たときも、ひどい番組だと思ったが、今日あらためて見て、その感をさらに強くした。これは報道番組ではない。広告会社がスポンサーからお金をもらって要望のとおりにつくるPR番組だ。では、米国政府、あるいは日本国政府、その他から、制作協力金が支払われているのだろうか? おそらく、そんな露骨なことは行われていない。他の番組同様に全額視聴料で賄われているだろう。
 制作費を払って発注するような公式の手続きはないままに、一部の制作者が、一部の勢力の願望を察知して、媚を売ってその要望を先取りして企画し、それに日米の関係官庁が全面協力するという形で実現した番組ではないだろうか。そんなふうに想像する。
 阿吽の呼吸で意を汲んで、一方的な見解だけが放映される。あたかも米国は、世界の平和・安全のために献身的に犠牲的精神で努めているかのように…。米国に協力して戦うことが正義であるかのように…。これまで米国がしてきたこと、今していることに関して、正反対の見方もあるのに、それには一切言及されない。
 かつて、先の大戦にむけて、マスコミ各社は先棒を担ぎ、世論を煽り、戦争へと国民を導いた。それと同じようなことがまた行われかけているのではないだろうか。明確な責任の形をつくらないまま、事が進んでいく。
 しかし、これがNHKの全体ではないだろう。矜持のある報道人もいる筈だ。あまり視聴率の稼げそうにないところで、チクリと誇りを感じさせる番組も見かける。そういう方々には、虎視眈々と隙を狙って多角的な報道を続けて頂きたい。そういう方が一人でも増えますように。

2008年1月25日1085261
 宮島康子さんから、ネルケ無方さんのご意見に関連してメールを拝受。意見交換のページ。

2008年1月23日1085068
 安泰寺堂頭、ネルケ無方さんから、小論「リベット『マインド・タイム』を読んで」にご意見を頂いた。意見交換のページ。

2008年1月6日1084022
 ベンジャミン・リベットの『マインド・タイム 脳と意識の時間』(下條信輔訳・岩波書店)を読んだ。感想を小論に掲載。

2007年12月6日
 土屋さんからメールを頂き、意見交換。

2007年11月25日1081763
 ネルケ無方さんとの意見交換の末尾に若干の加筆。

2007年11月4日1080598
 ネルケ無方さんに返事をお出しした。執着・無明の因たるクオリア。意見交換のページ。

2007年10月27日1080127
 風邪を引いた。鼻がずるずるしたり、また乾いたり、耳が塞がったような感じで、自分の声がこもって聞こえたり、、。だいぶよくなったがまだすっきりしない。
 a さんから返事を頂いた。

2007年10月21日1079759
 ネルケ無方さんから返事を頂き、a さんに返事を出した。

 『Legacy of Ashes;History of the CIA』という本に、安倍前首相の祖父、岸元首相が、CIAのエージェントとして多額の資金を提供されていたことが書かれているそうだ。週刊文春などが記事にしている。しかし、その後ほとんど取り上げられていない。何故? "エージェント"を分かりやすく言い換えれば、"飼い犬"という事ではないか? 岸がしたことのすべて、例えば60年安保なども、米国の意向に従うものだったということになるのではないか。当時の政治の動きのひとつひとつをCIAとの関連において吟味し直さねばならないはずだ。そこから今に至る展開ともども。でも、その気配はない。何故だ? 追求すべき様々な立場の者も、多かれ少なかれCIAの餌をもらっており人の追求などできない身、ということだろうか?

2007年10月14日1079331
 nagareさんから返事を頂き、ネルケ無方さんに返事を出した。

2007年10月6日1078795
 舛添要一厚生労働大臣が、先週末「社保庁より市町村はもっと信用できない」旨発言したことには、市町村をスケープゴートにしてずっと巨大な問題から国民の目をそらさせようとする計算があるのではないか、と勘ぐってしまう。
 厚労省関連の問題は数多あるが、市町村住民にとって最大の問題は、産科医をはじめとする医師不足だ。この問題に対し、厚労省から抜本的対策を聞いた記憶がないし、マスコミもあまりつっこまない。舛添要一オフィシャル・サイトにこの点を質すメールを送った。返事の来ないまま、村ホームページに掲載。

 10月3日、明治大学を会場に行われた「ミャンマー(ビルマ)情勢緊急集会〜これまで何が起きてきたのか」(日本ビジュアル・ジャーナリスト協会主催)を聞いてきた。村で"Little birds"を上映した際、講演いただいた綿井健陽さんも主催者側の一人としてかいがいしく働いておられた。
 1988年の民主化運動が弾圧され、多くの学生が国外へ逃れ、今も国外からビルマ民主化運動に取り組んでいること。大学は地方へ移転され、学生と市民が分断されたこと。1990年総選挙でアウンサンスーチーさんの国民民主連盟が圧勝したが、軍政はそれを無視して居座っていること。5人以上集まることが禁じられるなど、市民からの運動は始められないこと。少数民族が弾圧され続けていること。日本政府は毅然とした外交姿勢を示さず、結果的に人権侵害を助長していること (これについては「暗いニュースリンク」も参照)。などが報告された。
 集会でも発言があったが、長井さんの死の真相解明といった問題だけに矮小化させず、ビルマ軍政の全体を問題にしていくべきだろう。長井さんの志にも適うことだ。

 nagareさんに返事をお出しした。凡夫として世俗の苦にどう向き合うべきか。意見交換のページ。

2007年9月30日1078408
 Libraさんにようやく返事をお出しした。

 ビルマの軍政がどういうものか、アウンサンスーチーさんの自宅軟禁くらいしか知らなかったが、今回のデモへの対応でその実態の一部が見えてきた。サンガは、政治的なことには係わってはならないとしている筈だが、にも拘らず多くの僧が立ち上がったということは、それくらい軍政がひどいということであろう。
 Pannyadhikaさんは、今もモールメインで修行をしておられるのだろうか? 何事もなければよいが、、
 たまたま『化城の昭和史』(寺内大吉、毎日新聞社)を読んでいる。昭和の日本では、「仏教」が軍人の我執の自己陶酔に火をつけ、ビルマではその反対に軍政に対抗しようとしている。どちらにせよ、力を持つと軍は必ず銃口を国民に向けるのだ。それは、思い上がった善意、思い上がった犠牲的精神、思い上がった慈悲心による。勿論本当のところは我執なのだが、でっちあげた善意・犠牲的精神・慈悲心に本人は自己陶酔し、犠牲を恐れなくなる。犠牲にしたことに興奮さえする。貧困な想像力に基づいて、「俺が犠牲的に頑張っているのだ」と思い上がって人を犠牲にしていく自己陶酔はおそろしい。
 すべての凡夫が宿している傾向だ。それが武力を手にしたことによって暴走する。だから武力はいけない。相手に不信感・恐怖心を植え付け、苦を生む反応を起こさせるのみならず、それを手にする本人にも極めて悪い影響を及ぼす。
 今のビルマの現状に対して、私はなにをなすべきか? 非難の声を上げる。その他には・・・?

2007年9月23日1077919
 軍政下のビルマ(ミャンマー)で、若いお坊さんたちが政治的動きを始めている。どういう状況か? 心配。
 天野聡さんに返事をお出しし、nagareさん、YIUEさん、Libraさんからメールを頂いた。

2007年9月17日1077446
 nagareさんに返事をお送りした。意見交換のページ。

2007年9月16日1077391
 nagareさん、a さんからお返事を頂いた。

2007年9月15日1077318
 nagareさんに返事をお送りした。a さんからメール拝受。

2007年9月12日1077092
 選挙で示された国民の意向は無視しておきながら、洋上給油という米国の意向に副えそうもないから辞任する、というのは、おかしな話だと思う。日本国首相という身分は、日本国の首相である以上に米国の出先機関である、ということを示しているのか。
 考えてみれば、彼の祖父がA級戦犯から首相になったのも、米国の出先機関として、だったのかもしれない。「戦後レジームからの脱却」と米国追従が、どうして矛盾しないのか、その機微は、ここにあるのだろう。
 なぜ私は米国政府を問題とするのか。それは、現代世界において、米国政府こそが最大の「執着による苦の生産工場」だと思うからだ。

2007年9月8日1076792
 ネルケ無方さんから疑問点の提起を頂いた。

2007年9月5日1076537
 天野聡さんから続きのご意見、YIUEさんから初めてのメールを頂いた。
 『脳はなぜ「心」を作ったのか 「私」の謎を解く受動意識仮説』(筑摩書房)の前野隆司先生のお計らいで、新刊『脳の中の「私」はなぜ見つからないのか?』(技術評論社)をお送りいただいた。お礼と感想を小論集に転載。

2007年8月28日10759**
 信濃毎日新聞8月21日朝刊2面コラム「同盟の戦慄旋律」から。
 『62年12月、(米軍の)統合参謀本部は、在日米軍基地について「極東での核戦略・抑止力の維持、ソ連による核攻撃の標的選定かく乱」のために重要との報告をまとめ、現状維持が決まった。』
 え、ちょ、ちょっとタイム。
 事務的なさらっとした文章だけれど、一体何を言っているのか。
 まず、在日米軍基地は極東での核戦略・抑止力の維持に役立っている、つまり、在日米軍基地は核戦略の機能を持つということ。これは、この連載コラムのテーマだし、もともと多くの人が感づいていることだろう。
 注目すべきは、太字にした部分だ。在日米軍基地は、ソ連の核攻撃を散らばらせるために重要なのだ。核攻撃の的になることによって―。
 MD(ミサイル・ディフェンス)に関して、2004年4月10日の更新情報で危惧したことは、やはり当たっているのではないか。これが安保条約・在日米軍の本当の意味だ。

 Libraさんからメール拝受。意見交換のページ。

2007年8月19日1075299
 nagareさんから、小論《凡夫が仏になるには…法華経を再読して》の感想を拝受。意見交換のページ。

2007年8月12日1074844
 天野聡さんとの意見交換の続きを掲出。
 この時期、NHK BS Digital など、戦争のドキュメンタリー番組が多い。戦争の個々の局面で、いかに愚かなことが行われ、子供や年寄りが巻き添えにされて死んでいったか。戦争は、核物質のように、いつまでも癒されぬ苦を発散し続ける。戦争の愚劣さ・悲惨さを知らない「平和ボケ」になってしまわぬよう、できる限りの番組を見たい。

2007年8月4日1074397
 テーラワーダを学んでおられる天野聡さんと意見交換。

 先月『現代物理と仏教を考えるページ』の岸さんとその友人の上野さんが来て下さった。遅くまでいろいろなことを話したが、梵我一如について改めて小論にまとめようと思っている。

Maiden Earth ライブ報告。(mixi 中川村コミュニティに掲載したものを転載)
 7月28日、午後一瞬雨が降って心配したけれど、満月も出てすごくいい雰囲気になりました。フュージョンというか、コンテンポラリー・ジャズというか、身体が気持ちよくリズムを刻みました。
  Maiden Earth の4人は、それぞれがフリーのプロ・ミュージシャンとして活躍しているだけあって、例えるなら、コンバットのサンダース軍曹(思い切り古い)のように百戦錬磨、経験豊富な実力派ぞろいで、抜群の安定感。それが月や虫や風といった自然のパワーに感応してのりのり、ソロパートでは持てる技をこれでもかと繰り出し、それをまた次が受けてひねって次に渡すという感じで、我々観客以上にプレイヤーのほうが楽しそうでした。
 見どころ、聞きどころ満載で腹いっぱいに堪能しました。ボーカルの湯澤加代子さんもベテランに伍して堂々たるもの。今後が楽しみ。

 『骨太の方針』に違和感を感じて、『経済成長神話からの脱却』という本を読んだ。仏教とは直接関連しないが、私の中では、水脈がつながっている。感想を小論に掲載。

 本日は、午後から村最大のイベント『どんちゃん祭り』。台風は去ったものの、曇り。

2007年7月16日1073081
 ニブリックさん、岡 孝さんからメールを拝受。Libraさんには、私の法華経についての小論にご意見をお願いした。すべて意見交換のページ。

 「骨太の方針2007」(経済財政改革の基本方針2007)が、<「美しい国」へのシナリオ>という副題のもとに発表されている。人口減少下での経済成長が、なんの検証も説明もなく根本課題に置かれており、そのためのがむしゃらさは、まるで強迫観念のようだ。違和感を覚えたので、ネットで検索して『経済成長神話からの脱却』という本を見つけ、読み始めた。おもしろい。最近、村の理想イメージをお金ではなく拡大したQOLの概念で考えたいと思っているので、そのこととも通底しそうだ。

2007年7月8日1072585
 はじめに、月末に中川村で開かれるライブの宣伝を。
小倉泰治さん(サウンド・プロデューサー、アレンジャー、キイボード・プレイヤー。杏里バンドのバンドマスター。観月ありさ、中山美穂、和田アキ子、森丘祥子、Dick Lee、Toshi、スージーカン、加藤いづみ、Double、リュシオン等のアレンジ、音楽プロデュース。角松敏生、織田裕二、稲垣潤一、平原綾香などのツアー参加)を中心とする Maiden Earth のライブが中川で

アコースティック楽器中心、ポップス、クラシック、ジャズなどの要素がジャンルを超えて溶け合い広がる。

7月28日(土)6:00PM開場 NVサウンド・ホール野外ステージ 前売り¥2500
チケットは、中川村文化センター、村図書館、カフェセラードで。(村外の方は、下記に連絡を。宿のアレンジもします。)
問合せ:y-soga@dia.janis.or.jp

小倉泰治ファンサイト
 http://interplay.cool.ne.jp/index.html
イベントポスターと東京でのライブの様子
 http://homepage3.nifty.com/maiden_earth/live.html
Maiden Earth メンバーのプロフィール
 http://homepage3.nifty.com/maiden_earth/profile.html

 オレンジレンジの写真集や雑誌「田舎暮らしの本」等で活躍の写真家とみやまよしのりさんの写真教室、そして、NHKおしゃれ工房講師も勤めるイラストレイター塩浦信太郎さんのからくり工作教室も、同日13時文化センターで開催されます。(有料)
 (今回のライブは、フットサルがつないだ縁で、小倉・とみやま・塩浦各氏は同じチームのメンバーです。)

 ボーカルには、ボストンのバークリー音楽院に留学し、東京のクラブ等で売り出し中の伊那出身、湯澤加代子さん。
 愚息も前座で登場します。

 5月、初回の国分寺のライブに行きましたが、洗練された大人の音楽で素敵な時間をすごしました。

 本題。
 法華経を再読して、思ったことを小論に掲載。いつものことながら、自分の考えとの相違点ばかりあげつらってしまった。ご意見・ご批判お寄せください。

2007年6月24日1071853
 一昨日、母が亡くなった。思うところを小論集のページに掲載。

2007年6月2日1070521
 中川村ホームページに公務殉職者慰霊祭の「慰霊のことば」を掲載。本来最も嫌戦的であるべき戦争犠牲者の多くが、しばしば逆の勢力に取り込まれてきたのは、不戦勢力の不手際ではなかろうか?
 松岡農水大臣死亡の報には驚いた。いろいろあるけれども、ともあれご冥福を祈りたい。たくさんの執着が渦巻きあい苦を生み出している。執着のまま縁に反応する凡夫は、時として非常に哀れで悲しい。今は狡猾に処しているつもりの人も、実は苦を引き寄せている。

 イチシェフ イチシュフさんからメールを拝受、返事を書いた。

2007年5月20日1069726
 昨日の信濃毎日新聞、2面。集団的自衛権有識者会議に関する報道。
 「集団的自衛権を行使できるようにすることを"悲願"とする安倍信三首相の陰で、会議設置を主導したのは日米同盟強化を最優先する外務省だった。」
 Shame!
 戦争と、武力による威嚇又は武力の行使を放棄し、戦力を保持せず、交戦権を認めないと憲法に定めたのだから、それらに代わるものは、外交努力しかないはずだ。集団的自衛権だ、軍隊だ、と騒がれるのは、外務省が責務を果たしていない証拠だ。軍事力に頼らずに国の安全を守り、国際平和を希求する努力に、外務省は一度でも取り組んだことがあるのだろうか。
 自分達は仕事をせず、自衛隊の若者を戦場に立たせようとしている。そして、晩餐会でワイングラスを片手に「日本も boots on the ground しております」と胸を張ることが仕事だと思っているのか。人の命で格好つけるな。
 外務省の職員はすべからくPKOの最前線で1年間パトロールすると定めてはどうか。

2007年5月13日1069301
 genさんと意見交換。

2007年5月3日1068687
 kataさんと意見交換。

2007年4月17日1067824
 長崎市の伊藤一長市長が撃たれた。直接お目にかかったことはないが、長崎市は、日本非核宣言自治体協議会の中心として非核平和運動を牽引して下さっていた。
 国民保護計画の策定を各自治体は義務付けられていたのだが、長崎市は、被爆自治体という歴史にこだわって計画を制定し、それをそれぞれの非核平和宣言自治体に送って下さった。中川村も宣言自治体のひとつとして参考にさせて頂いた。その冒頭部分は、つい昨日、村のホームページに掲出したばかりだ。
 今回の事件の背景はまだ分からないし、どういう背景であれ決して許されないことだが、特にもし非核平和運動を封殺しようとする意図であるならば、絶対に負けるわけにはいかない。
 なんとか回復なさることを祈る。

2007年4月12日1067526
 池谷裕二『進化しすぎた脳』(講談社ブルーバックス)を読んだ。感想を小論《ノエシス,クオリア,いつも化,意識,我執,ノエマ自己,努力,釈尊の教え》の末尾に追加。

 民主主義は、民(=凡夫)に判断を委ねるものである以上、その判断は執着に引き摺られがちだ。執着を操って世論を特定の方向に導こうとするプロパガンダは後を絶たない。権力は、民の執着につけ入り、民主主義を手続きだけを整えた形式的なものにしようとする。それでも民主主義に勝るシステムはない。民主主義を実効あるものとして維持するためには、我々民が不断に学び考える必要がある。加えて、勇気付けあうことも必要だ。今更言うまでもない。しかし、今日以降このことはますます重要になる。

2007年3月18日1064677
 慰安所で毎日何人もの相手をさせられた女性は、「日本の特攻隊員達は、痩せていてかわいそうだった」と言っていた。翌日、少年兵達は死ぬために出撃し、それが連日繰り返されたのだ。なんと愚かで、なんと悲惨なことか。一昨日は、村の中学の卒業式だった。さほど年の変らない少年・少女にそんなことをさせていた。少年兵を慰安所に連れて行き、少女達をあてがい、出撃させた上官たちは、それで慈愛深いつもりだったのだろうか? 私達は、何を思い、何を言うべきか?

 前回途中まで掲出した小論の後半に手を焼いていたが、ようやくなんとか書き上げた。小論集のページ。ご意見お聞かせください。

2007年2月20日1064677
 正月を挟んで2ヶ月ぶりの更新になってしまった。いくつか本を読んで刺激を頂き、思い付きをまとめようとしていたのだが、頭の中が錯綜し、世俗の用事も少しばたばたして、なかなか進捗しなかった。ネルケ無方さんからご心配のメールを頂いたので、書きかけの小論を前半だけ掲載。後半は、もう少し練った上で、あらためて掲載します。

2006年12月24日1060797
 小論「梵網経を読んで」の末尾に若干の加筆。

2006年12月16日1060282
 世界と連携しつつ地域医療を実践しておられる南相木村のドクター色平先先から、メールを頂戴した。人材不足を補うため、フィリピン他から看護士・医師を日本へ呼び寄せようとすることに対して…
 「ただでさえ現地の人たちは、医療サービスを受けられない状況にある。日本の比ではない。そこからさらに、金の力で医師や看護士を剥ぎ取ってくるのは如何なものか。現地の人々が苦労して育てた医療スタッフであるのに。」

 「更新情報」や「時事的なコメント」で"プルトニウム・ビット"と書いてきたのは、正しくは"プルトニウム・ピット"(pit) でした。原文も訂正しました。すみません。

 よく考えることをせず、執着に引き摺られるまま、人は大きな苦を作る準備を積み重ねていく。時節柄いろいろと書きたいことはあるが、今回の更新はこれのみです。

2006年12月15日1060205
 梵網経の感想を小論集に掲載。

2006年12月9日1059845
 【 ミサイル防衛 米、憲法解釈変更迫る
   国防副次官 日本側へ強い不満 】(信濃毎日新聞、12/7)
 「米国のローレンス国防副次官が、政府の憲法解釈で禁じられている集団的自衛権の行使とミサイル防衛(MD)をめぐり、「ミサイルが米国に向かうことが明らかで、日本がそれを撃ち落せるのに落とさないのはクレージーだ。そんなものは日米同盟ではない」と日本側に強い不満を伝え、暗に憲法解釈の変更を迫っていたことが六日、分かった。
 先に日米審議官級協議のため来日したローレンス副次官と会談した自民党防衛政策検討小委員会の石破茂委員長(元防衛庁長官)が六日の同委員会で明らかにした。
 米国向けのミサイル防衛をめぐっては、シーファー駐日米大使も十月下旬に「解決されなければならない重要な課題だ」として日本での議論の進展を促している。
 日本政府は、ミサイル防衛導入を閣議決定した2003年十二月、当時の福田康夫官房長官が「第三国の防衛に用いることはない」との談話を発表。しかし、安倍晋三首相は「米国に向かうかもしれないミサイルを撃ち落すことができないのかどうかも研究しなければならない」と同談話の見直しを検討することを示唆している。
 これに対し、久間章生防衛庁長官が技術的に迎撃は不可能と指摘するなど、政府内でも足並みが乱れている。」
 ・・・やっぱり撃ち落せるのか? どちらにせよ悪い想像が当たっていないことを祈りたい。

バクダッドの現況をレポートしてくれているブログ"Baghdad Burning"の更新が、長らく停止している。オーナーのriverbendさんの身に何も起こってなければいいのだが…。

 ジャン・ピアジェを齧り始めた。(僅かずつ途切れ途切れにしか読めないのがつらい。)
 赤ちゃんは、初め「主客未分」の状態にあるが、1歳半位までに、シェマ(行為による一般化)によって主体の活動が統合されていき、平行して対象が永続的なもの(「現象」に対するところの「存在」)として捉えられ、自分もまたそうした永続的対象の中のひとつとして位置づけるようになる(「主客分裂」)、という。
 私にとって興味深いのは、赤ちゃんが対象を捉え始めるとき、ピアジェはそれを「永続的対象」と言っていることだ。つまり、変化せず持続的に存在する実体として(最初から「いつも化」して)捉える、と言っているのだと思う。すなわち、我々は、縁によって起こる現象として周りをありのままに見たことは、これまで一度もなかったのだ。無常=無我=縁起を見ることは、未体験のこと。僅かに例外があるとすれば、ナディアなどの自閉症サヴァンは生成変化する縁起の世界を感じ取っているのだろうか。

 自然さんと続きのやり取り。

2006年11月26日1059084
 自然さんと意見交換。
 現状のミサイル防衛構想では、米国へのミサイルは撃ち落せないそうだ。では、安心していいのだろうか? いや、それでも猜疑心の強い私としては、今回の一連の発言はMDをそういうレベルまで強化するための布石ではないか、と疑ってしまうのだが・・。

2006年11月15日1058346
 今朝の朝刊(信毎)、一面トップの見出し。
 「米へのミサイル 迎撃も。首相、研究必要と主張。米紙インタビュー」。
 2004,4,10,のコメント。

2006年11月11 日1058068
 10月22日の階空さんからの疑問に自然さんからコメント。私も返事をお送りした。「悟りとは特別な宗教体験か?」

2006年11月7日1057795
 タイ語の翻訳をなさっている自然(じねん)さんから、プッタタート(ブッダダーサ)比丘に関して何点かご教授いただいた。意見交換のページ。

2006年10月28日1057190
 遊子さん、monkeyさんと、続きのやり取り。意見交換のページ。

2006年10月22日1056805
 SUHOさん、遊子さん、階空さんと、続きのやり取り。

 10月14日、高遠菜穂子さんのイラク報告会が、中川村文化センター大ホールで開催された。(「九条の会中川」主催。中川村教育委員会後援)
 人はここまで残虐になれるものかという、目を覆いたくなるようなイラクの惨状がほとんどだったが、一方で、生活のリズムを再構築することが良き縁となって子どもたちが立ち直っていく姿など、希望のかすかな芽生えも報告された。
 私としては、イラクの現状もさることながら、日本でのバッシングについても話を聞きたかった。自分達の色に染まらぬ者を暴力的に排除しようとする動きであり、日本で迫る危険だと感じるからだ。残念ながら、高遠さんはひどく疲れておられ、質問をする機会がなかったのだが、考えてみれば、バッシングの後、イラク支援を再開し、日本でもこうして精力的にイラクの現状の報告会を開いておられることが、バッシングに対する高遠さんのなによりの回答なのだろうと思う。
 米軍やイラク内務省筋によるというむごたらしい遺体の映像を見せながら(同様の映像は、http://www6.ocn.ne.jp/%7Eboogie/RAI_TV.htmで提供されているテレビ番組の9′から11′あたりで見ることができる。)、高遠さんは「これはイラクの日常であるにもかかわらず、マスメディアは報じようとしない」と憤っておられた。
 先日NHKのニュースで、「アメリカ軍へのテロ攻撃の続くイラクで」と、内容とは関係のない形容をつけているのに気づいた。配信された元々のニュースにあった形容か? それとも日本で誰かが加えたのか? 誰かが意図を持って差し挟んだのか? ライターに染み付いた意識が自然に表出したのか? いずれにせよ、こういうさりげない言葉で、我々の印象は導かれていく。気をつけなければならない。
 夜、風呂の中で考えた。高遠さんは、「テレビを中心とするマスメディアはイラクの日常的実態を伝えない」と批判しておられる。一方、先日講演してくださった綿井さんは、「ほとんどのメディアが同じ考えの人たちだけの蛸壺と化している中、唯一テレビだけに壁を越えて広がれる可能性がある」と言っておられた。一見対立する主張のようだが、二人とも、思いをどう伝えられるか、最前線で苦闘しておられるのだと思う。多様な考えを深く伝えるようなテレビにすること。あるいは、他の蛸壺メディアで壁を越えて広く読まれる工夫をすること。そのためには、情報の受け手である我々が学習し、よく考えること。これらは鶏と卵だけれど、ともかく、そういう努力の継続が必要なのだと思う。当たり前のことだが・・・。

 中川村のホームページに、北朝鮮の核実験に対する短いコメントを掲出。我々は、怯えと怒りの自動的反応で苦を作ってしまうのが常だが、その反応をうまく利用して得をしようとする連中がいる。はめられないように冷静に気をつけねばならない。

2006年10月7日1055844
 今日は少しまとまった時間が取れて、kunioさん、SUHOさん、階空さんに返事をお送りした。

2006年10月6日1055782
 遊子さんからメールを拝受。

2006年10月2日1055451
 遊子さん、ニックネームさんに返事を書いた。monkeyさん、階空さんからメールを拝受。

2006年9月18日1054492
 親鸞を手がかりに、無常=無我=縁起と精進とが矛盾しないか、考えてみた。結果的に、あまり親鸞とは関係ない内容になったが、小論集のページに掲載。親鸞に学んでおられる方々からお叱りを頂戴しそうで心配している。理解できていない点、ご指摘下さい。
 kunioさん、SUHOさんからメールを拝受。仕事でばたばたしていたり、上記にてこずっていたため、返事が滞っている。申し訳ありません。

2006年8月19日1052530-α
 6月に頂いていながら私のミスで掲出が遅れていたニックネームさんのメール、そして佐藤哲朗さんからのメールを意見交換のページにアップ。

2006年8月12日1052013
 ヒズボラもイスラエルもどうか冷静になって欲しい。皆凡夫なのだから、憎しみの拡大再生産に陥るのは分かる。しかし、幼稚園児でも、不良中学生でも、暴力団でもないではないか。特にイスラエル。力のあるものには、その分だけ責任は重い。どういう責任か。自分が凡夫であり、気をつけないと執着の反応となって、苦を作ってしまうという自覚だ。力のあるものは、その影響力の大きさゆえに、力に比例して、凡夫であることを肝に銘ずる責務がある。今、最も力があるのは米国か。ジョージ・ブッシュの顔を思い浮かべると、暗澹たる思いになる。
 今月、村で、映画「Little Birds〜イラク戦火の家族たち」の上映会が開かれる。監督というよりフリージャーナリストの綿井健陽氏も来て下さるのだが、現在レバノン南部を取材中との事で、無事の帰国を祈りたい。帰ってこれる状況なのだろうか?http://blog.so-net.ne.jp/watai/

2006年8月5日1051610
 先日、松本市の護国神社で催されたとある戦没者慰霊祭に出席した。

 式典が始まって、君が代斉唱があり、殊更に熱を込めて歌う声があり、その時は「場違いなところに来てしまったかな」と思ったが、要らぬ心配だった。4人ほどの方の祭文や挨拶があったが、その内3人の方は平和や不戦の誓いを述べられたし、どんな形であれ戦争を肯定する発言は4人の言葉のどこにもなかった。

 これまで私は、遺族の方々の集まりというと、先の戦争に対して「しかたがなかった、国を守る戦争だった、立派に戦った」と妥協的であり、また同じような状況になれば、再び戦争をすべき、と考えているのだろうと、あさはかにも単純に想像していた。
 しかし、勿論事はそう単純ではない。それぞれの人に、微妙な思いがある。
 反戦護憲派の単純乱暴な主張は、本来最も嫌戦的である筈の遺族の方々を屈折した立場に追い込んできたのではないだろうか。

 先の戦争は、今でも化膿したまま塞がっていない傷のようだ。へばりついたガーゼをピンセットで一枚一枚そっと剥がし、砂粒を取り除き、慎重に丁寧に処置しなければならない。乱暴な対応はかえって傷を長引かせる。

 慎重丁寧とは言えないが、今の私の考えを書いてみる。批判を頂いて慎重丁寧なものにしていきたいと思う。

・・・
 私は、A級戦犯分祀には反対である。
 A級戦犯分祀論の背景には、「A級戦犯にだけ戦争責任があり、その他の一般庶民は被害者だ」という考えがある。首相の靖国神社参拝に反対する中国も、「A級戦犯を神として参拝するのはけしからん」と言っているのであり、同じ考えであろう。
 しかし、庶民だって万歳万歳と提灯行列をして戦争を推進したのだ。そうでない人でも、戦争に反対しなかったという罪がある。そのことを正しく自覚しなければ、今後また再びどこかの国に対して「あの国はけしからん。やっつけろ」「そうだ、そうだ」という集団的短絡的憎悪反応が沸き起こる恐れがある。
 勿論、戦争責任において、庶民も指導者も等しいといっているわけではない。そのときの立場役職、行動によって、責任の軽重と被害者である度合いは大きく異なる。例えば、原爆や空襲で亡くなった幼子には、なんの責任もない。100%被害者だ。ただし、これは例外的だと思う。一方、国や軍の責任ある立場にいた者には重い罪がある。しかし、A級戦犯とて、なにがしかは被害者的要素もあろう。つまり、戦争においては、誰もが被害者であり、罪人だということである。
 A級戦犯分祀は、罪人でもある我々自身の反省を消失させる。A級戦犯を攻撃することよりも、我々の内から時として沸き起こる戦争志向の傾向、それは執着による自動的反応であるのだが、それを警戒することを我々は学習せねばならない。

 「東京裁判は、戦勝国が好き勝手に裁いたにすぎず、無効だ」という主張がある。もっともな主張だ。しかし、そう主張するなら、戦争の責任と罪の要は本当は誰にあるのか、真の戦争犯罪者は誰か、なぜあのような事態に至ったのか、記録・文書などを詳細に分析し明らかにしなければならない。自らそれをなしえず、「やむにやまれず始めた仕方のない戦争だった」などといつまでも責任をあいまい化し、自己正当化の言い訳を続けるなら、また再び「やむにやまれぬ戦争」に若者を「詮方なく」「愛すべき国と郷土」を守るため送り出すことになる。

 一部には、日本を敗戦国にした責任を問題にする人もいる。では、勝てばよかったのか? そうではない。勝っても負けても、戦争をしたことに責任と罪がある。
 「では、なぜ日本だけが罪を問われねばならないのか?」 そう反論する人がいるだろう。そのとおり、戦勝国にも罪と責任がある。広島・長崎が無差別殺戮の犯罪でなくてなんであろうか。
 戦争は悪であり犯罪である。いかなる美名のスローガンの下であれ…。「大東亜新秩序建設」であれ、「植民地支配の打倒」であれ、「テロとの戦い」であれ、そのことは変わらない。
 すべての戦争のすべての罪を指弾しなければならない。しかし、そのためにはまず自らの罪をきちんと追及する必要がある。その上ですべての戦争のすべての罪を等しく指弾できる国が現れたら、その国は世界史に大きな足跡を残すだろう。

 靖国神社の問題に戻ろう。

 思考実験的な提案がある。分祀ではなく、いっそ逆にもっと合祀すべきではないか? 誰を? 新撰組も彰義隊も。東京大空襲や広島・長崎の原爆の非戦闘員犠牲者も。連合軍兵士も。731部隊に実験台にされた中国人犠牲者も。日本へ強制連行されて強制労働の犠牲になった朝鮮人犠牲者も。9.11ニューヨークテロの犠牲者も、突っ込んだハイジャック犯も。フセインにマスタードガスで殺された人々も。クラスター爆弾による空爆で殺された子供たちも。ザルカウィも。ダルフール紛争犠牲者も。

 誰もが戦争の犠牲者であり愚かな罪人でもある。愚かさゆえに罪を犯し犠牲となった人々を哀れみ、同時に我々自身が同じ間違いをしでかさないよう肝に銘ずる場所に、靖国神社はなることができないか。

 外国人が靖国神社に祀られることを望まないからあり得ない? しかし、現実に靖国神社は朝鮮の人や台湾の人を神にしているし、戦死者本人の意向など気にかけず、遺族の反対も無視して神として祀っている。つまり、靖国神社がその気になれば誰でも神にできる、ということではないか。

 また、遺族の方々には、いろいろな考えの方がおられようが、よく話し合えば理解し、賛成してくれる人も多いのではないかと思う。敵を憎んでおられるわけではない。戦死した親族が忘れられずに真心から追悼されることを望んでおられるだけであって、あらゆる戦争犠牲者を悼み平和を求めておられる点は共通だと思う。

 この思考実験の結果見えてくることは、結局、問題はやはり靖国神社自身だ。すべての戦争犠牲者ではなく、天皇のために死んだ兵士だけを祀り、天皇のために死ぬことを称える目的で造られ、見事にその機能を果てしてきた靖国神社が、一朝一夕にその目的を変えるとは思えない。
 それに、戦死者を神と位置づけるが故に、戦死者をすべてまったき善人とせざるを得ない。普通の人(執着の反応である弱い凡夫)が戦争という異常で苛烈な縁の中に放り込まれているのだから、美談も少しはあろうが、罪・悪行の反応もおびただしいのは当然だ。それは仕方のないことだ(だから戦争をしてはいけない)。にもかかわらず、戦死者を神とする靖国神社は、「天皇の兵士は完璧な紳士・善人ばかりだった」と主張せざるを得ない。その結果、「あの戦争は、止むに止まれず、仕方なく戦った戦争だった」と言い募ることになり、何一つ反省はなされない。そして、いつかまた「けしからん、やっつけろ」と戦争へ向かうことになる。

 靖国神社問題をどうするかよりも、今の我々自身の反省の方が重要だ。我々は執着の反応であり、いともたやすく怒りや憎しみの反応となる。時として、集団的反応となり、攻撃・破壊を志向する。そういう傾向を内に宿していることを自覚し、常に気をつけていなければならない。そういった自覚をミームとして日本に広げることができれば、天皇のために戦う兵士を徴集することを容易にするという靖国神社の機能も、意味を失っていくだろう。さらに、わずかでも世界に広げることができれば、その分だけ世界の苦は少なくすることができる。迂遠な道だが、地道に努力する他ないと思う。

2006年7月29日1051147
 遊子さんへ返信を鈴木親洋さんからのメールに続くやり取りに追加。「無我=縁起と主体性・自由は両立し得ない。」
 本日は、村最大のイベント「どんちゃん祭り」。20基の大人みこしと至近距離から打ち上げられる花火の競演は見もの。

2006年7月23日1050612
 今回の水害で何人かの方からご心配のメールを頂いた。お陰さまで、中川村内では人命や人家への被害は、今のところ出ていない。農地や道路など被害の詳細は、村のサイトにある。長野県内を初め、亡くなられた方々のご冥福を祈り、被害に遭われた皆さんにお悔やみを申し上げる。雨はまだ続くようだ。引き続き警戒せねばならない。

 鈴木親洋さんのメールに関連して遊子さんから追伸。Libraさんから日蓮の思想について追伸。ラプサンスーチョンさんから原始仏教版般若経を拝受。

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 靖国神社に昭和天皇が参拝しなくなった理由は、A級戦犯合祀であった、と報じられている。それに対して小泉首相はインタビューで、「それぞれの人の思いだ」と答えた。まさにそのとおり、この点に関しては小泉首相は正しい。昭和天皇であれ誰であれ、個人の考えは個人の考えだ。一個人の意見として、尊重して耳を傾けられるべきだが、そのことだけで事が決められるべきではない。
 私たちは、単純に自動的感情的反応をするのではなく、冷静に情報を集め、よく考えねばならない。ひとつ、あまり報道されていない情報がある。1年ほど前、確かNHKの衛星(デジタル?)チャンネルで深夜に放送されたドキュメンタリーだ。紹介し損ねていたのを思い出した。

 靖国神社A級戦犯合祀のロビー活動を強力に展開したのは、当時巣鴨プリズンに捕らえられ、公職を追放されていた戦犯たちだったという。どういうわけかかなり自由に巣鴨を出入りし、高級料亭に厚生省官僚を呼びつけ、圧力をかけた。その目的は、死刑となったA級戦犯が「神」とされて戦争犯罪がうやむやになれば、自分たちの公職復帰も実現できるというもの。彼らは見事に目的を達成し、その後国会議員になった者もいるという。
 この公職追放戦犯たちによるロビー活動だけでA級戦犯が合祀されたのではないのかもしれないが、こうした打算的活動も裏にあったのなら、広く認識されるべきだと思う。

 ただし、私は、A級戦犯合祀が靖国神社の問題点の本質ではないと思う。そう捉えると問題を矮小化する。靖国神社の一番の問題は、戦争と戦争で死ぬことを美化し、今後あるかもしれない戦争に国民が積極的に参加するように下ごしらえをしている点だ。そもそも靖国神社は、明治の近代化の中で国民皆兵の必要からそういう目的のために作られたし、歴史上もそういう役割を果たしてきた。遊就館の展示を見れば明らかだ。華々しく見事に散った英雄たち。見習うべき愛国の犠牲精神。一方、例えば、長野県上田市の戦没画学生慰霊美術館「無言館」を訪れると、亡くなった画学生たちが戦争の犠牲にならなかったら、どんな活躍をし、どんな作品を残しただろうかと、残念で悲しい思いになる。両者の方向はまったく異なる。遊就館の展示は、ステレオタイプで痛々しい。戦争で亡くなった方々には向いておらず、これから国のために死ぬことを期待されている今の世代に向けられている。

 A級戦犯合祀に話を戻せば、そのことに議論が集中すると、A級戦犯にだけ戦争責任がありその他の日本人は全員被害者だ、という発想に陥りかねない。既に何度もコメントした。TBSの「名作」ドラマ「私は貝になりたい」の問題点である。自分を被害者であると位置づけ、いつまでも自分の責任を認識せず、貝になって引きこもるなら、何も変わらない。村長やら学校の先生やら僧侶やら、近所のおじさんおばさん、みんなして日の丸を振り、万歳!万歳!と戦場へ送り出し、そういう価値観を共有できない人を「非国民」と非難したのだ。我々は、自動的反応を制し、よく目を配り、よく考え、おかしな兆候には初期の段階で "No!" と声を上げなければ、また再び、自分たちも、どこかの女性・子供・大衆も、ひどい目に遭わすことになる。

 額賀防衛庁長官、麻生外相、安倍官房長官らが、北朝鮮のテポドンはったり外交に慌てて、基地攻撃能力に言及、それへの中国・韓国の反応に更に慌てふためき、言い訳とトーンダウンに懸命になった。
 今極東で起こっていることについて、北朝鮮は脇役でしかない。日本もまたしかり。両方とも、米国と中国の今後の長期的対立という大きなうねりの中の小舟に過ぎない。北朝鮮は、その対立の構図の中で、なんとか有利に立ち回ろうと足掻いている。しかし、日本は、大きな盤面は見えておらず、近視眼的に本当に北朝鮮しか見ていないのかもしれない。
 米国のミサイル防衛構想に乗るということは、米国の対中国軍事戦略の最前線基地となることを決心した上のことであり、その中で北朝鮮のことばかり騒ぐのは、国民向けの世論操作だと思っていたが、今回の発言での慌てぶりを見ていると、大きな構図は本当に忘れていたように思える。(2004年4月10日の更新情報参照)
 我々のすべての行いは、身口意例外なく縁となり、さまざまな結果を引き起こす。責任ある立場の人は、あらゆる波及効果を計算して、慎重に行動・発言するよう努力してくれなければ困る。あらゆる言動がメッセージとなり、外国政府に、国民に、様々な反応を引き起こすのだから。

 国連安保理の非難決議を北朝鮮国連大使は、「決議は(北)朝鮮を孤立させ圧力をかけるという見下げ果てた目的がある」とただちに拒否、北朝鮮外務省も、「米国の対朝鮮敵視政策の産物である『決議』を強く糾弾して全面的に排撃し、いささかも拘束されない。米国の極端な敵対行為によって最悪の情勢が到来している状況のもとで、あらゆる手段と方法を尽くして自衛的戦争抑止力を強化していく」と主張した。
 北朝鮮のこの反応を聞いたとき、戦争を始めた頃の日本とそっくりだと感じた。遊就館でも「大東亜戦争は、欧米列強の干渉・経済封鎖によって追い詰められた日本が、自衛のためにしかたなくやむにやまれず始めさせられた戦争です」と主張していた。当時の日本と今の北朝鮮は、よく似ていると思う。

 北朝鮮が、ハッタリのかけひきのつもりであげた手を、追い込まれて面子上おろせなくなって、「やむにやまれず」自暴自棄の暴走をするようなことにならないよう、十分な情報収集と分析に基づく、慎重で明快なメッセージの発信を望む。

2006年7月17日1050111
 鈴木親洋さんと続きのやり取り。Libraさんに返事をお送りした。

2006年7月12日1049752
 鈴木親洋さん、Libraさんからメール拝受。鈴木親洋さんに返事をお送りした。

2006年7月6日1049328
 遊子さんから鈴木親洋さんのメールに関連してご意見を拝受。死刑について。

 北朝鮮のミサイル発射で、たくさんの専門家がメディアで実に様々な深読みをしている。それを見ていて、ミサイルとは、武器というよりも、メッセージ・ツールだとあらためて思った。数発のミサイルで、どれだけ多くのことを世界中に発信できたか。広告費に換算すると一体いくらになるのか。
 北朝鮮が、宣伝効果ではなく、もし本気で攻撃・破壊を目指すなら、もっとダイレクトで確実な方法があるだろう。そちらを恐れて騒ぎ立てないのなら、ミサイルばかりを恐れても意味がない。
 今回の発射が、対外的なメッセージか、国内向けの宣伝か、それとも他に理由があるのか、まさかこのミサイル発射で利益を得る連中と裏取引があるのではないだろうし、手持ちのカードではこういうブラフしか手がないのは分かるが、ともかく武力をちらつかせるハッタリはいい加減にやめて欲しい。おかげで、日本の国民に反射的感情的自己防衛という執着の反応が拡大し、それに便乗して馬鹿げた税金の使い方がされるのではないだろうか。一方では「尊重されるべき伝統と文化をはぐくんできた愛されるべき郷土」を保持するための予算は削られようとし、福祉の領域でも本人負担が増やされているというのに。

2006年7月1日1048992
 谷 真一郎さんに返事を書いた。鈴木親洋さん、遊子さんからメール拝受。

2006年6月26日1048651
 北朝鮮のテポドンはったり外交は、ミサイル防衛構想にかかわる人々を喜ばせていることだろうと想像する。
 谷さんのメールに関連して、カスタネダ「ドンファンの教え」についてメールを拝受。

2006年6月4日1044801
 一昨日の新聞によると、日本国政府は、インドネシアに巡視船艇3隻を供与することを決め、その巡視船艇は防弾ガラスを装着し厚い装甲であるから「武器」に当たる、と認定した。ODAにより外国に武器を供与する初のケースとなるそうだ。
 巡視船を供与すること自体はさて置き、問題は、それを敢えて「武器」と認定したことだ。MDに続いて、さりげなく前例を作り、武器輸出三原則をなし崩しにして人を殺すための道具を売れるようにしていこうとする姑息な布石ではないのか。
 「愛せよ」と命ずる前に、尊敬され愛される国になる努力が先だ。

 これまで更新情報に時々時事的なコメントを書いてきたのを抜き出して、上にリンクボタンを設置。

 谷 真一郎さんから返事を拝受。ネルケ無方さんからは、前回アップした英文のsummaryに関してメールを頂戴した。

2006年5月28日1044362
 一時はアクセスカウンタが一日100を超えていたのが、最近は半分位に落ちている。メールもあまり頂けない。おそらく私の考えが、面白みもありがたみもないものになっているからだろう。しかし、おもしろみやありがたみのためにやっているのではないから、仕方がない。
 以前から思っていた英語化に着手。今の私の考えのアウトラインを英語にした。文法上の間違いは村内にお住まいのOさんに直していただいた。多謝。キリスト教プロテスタントのOさんからは、「もっと細かく論理のステップを刻まないと理解できない」と厳しいご意見をいただいたが、とりあえずそのまま掲出する。

2006年4月27日1042379
 最近、特に外交に関して、憎しみや怒り(執着の自動的反応)をあおるようなマスコミ報道が目立っていると感じる。誰かの、あるいはどこかの団体の意を受けているのか、それとも報道にかかわる人の憎しみや怒りが発露しているのだろうか。それは分からないが、しかし、少なくとも、表面的な政治の動きより、マスコミのほうが先走っていると感じる。ひょっとすると、憎しみや怒りを煽り立てたほうが大衆受けすると計算して、迎合しているのだろうか。
 お願いだから、マスコミは、かつての反省を忘れず、扇動ではなく、冷静な分析を伝えて欲しい。
 憎しみや怒りを煽っている点については、確かにどの国も五十歩百歩、お互い様の面はある。どちらが先に大衆扇動を止め、冷静に合理的な合意点を模索する態度に変われるか、そこに国の、すなわち国民の品格が問われていると思う。
 「恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚し、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意し、またさらに、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思い、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認」した日本国の国民の一人として、日本国が先であることを切に願う。

 ネルケ無方さんと続きのやり取り。意識、無明、正しい知恵、そのほか。

2006年4月20日1041962
 ネルケ無方さんと続きのやり取り。意識について。

2006年4月13日1041493
 桜をはじめ、レンギョウや山つつじなど、花が溢れている。ツバメには7日に気づいた。今は、カエルの合唱が聞こえている。変わり始めると季節の移ろいは速い。
 よく知っている人が、50代で突然亡くなった。スポーツマンだったのに。
 なにもかもが時の中の出来事だとあらためて思う。
 高橋哲夫さんに返事をお送りした。

2006年4月11日1041325
 齋藤 留さんと続きのやり取り。世界の全体を把握しようとすること。釈尊の教えと科学など。

2006年4月7日1040959
 齋藤 留さんにようやく返事をお送りした。

2006年4月2日1040535
 浄土真宗本願寺派の本多靜芳さんからメール拝受。親鸞は、凡夫の行を否定していない、というご指摘。拝読して、無我=縁起ゆえに主体性は否定するが努力は肯定する、という今の私の考えは、他力思想に近づきつつあるのかも、と気づいた。

2006年4月1日1040454
 このところ「愛国」的な傾向が強まっているように感じる。それがピュアなものならいいことだが、大抵その裏に他国への反感・蔑視を含んでいるように感じてならない。相手となる国は、場合ごとに入れ替わっているようだが、ともあれ「愛国心」と他国への反感・蔑視とが、蘆の束のように支え合い強め合って、いつか思いがけない方向へ暴走することはないか心配になる。今の「愛国心」は執着心の変形した発露だと思う。

 それとは関係ないが、前回の更新情報に若干の追記をしたい。
 ブッシュ政権とそこに群れ集う人々の欲望・執着が、殊更に大きいと思っている訳ではない。彼らとて凡夫、世の凡夫は皆、大差のない欲望・執着を持っている。しかし、権力を持ち、巨大な影響力を持つ者には、その自覚が必要だ。権力と影響力を反省なく欲望・執着のままに使う者は、批判されねばならない。

 谷 真一郎さんにようやく返事をお送りした。

2006年3月5日1037765
 核拡散問題について、イランとインドに対する米国のご都合主義的な対応に抗議する。

 【ワシントン2日共同】米国の核兵器開発・管理を所管する核安全保障局(NNSA)のブルックス局長は一日、下院軍事小委員会で証言し、核爆発を引き起こす核兵器の中枢部分「プルトニウム・ピット(塊)」の生産について、今後6年間で年間30〜40個の生産体制を確立する方針を示した。
 また証言後、記者団に対し、NNSAが現在進める新型核研究「信頼性のある代替核弾頭(RRW)計画」の結果次第では、新型ピットを量産する生産工場の新設を再検討する考えも表明した。
 米国は1990年代末、89年から行っていなかったピット生産の再開に乗りだし、ブッシュ政権下の2002年に試作品が完成した。今回の証言で中長期的なピットの増産方針が明らかになった。
 #プルトニウム・ピット 核融合や核分裂を利用する核兵器の核爆発を引き起こす球状の塊(ピット)で、最も重要な部品のひとつ。… 米エネルギー省は、環境汚染が問題化したため1989年にピット製造を中止。ブッシュ政権は2002年、ピット生産再開のための新工場建設計画を発表、試作品となるピットを製造した。同省の建設計画草案は20年までに年間450個の生産体制を目指すとしており、核増産につながるとの批判を受け、議会も予算計上に抵抗。同省は07会計年度予算案での関連予算請求を見送っていた。

 今、世界を覆う苦のかなりの部分が、米国ブッシュ政権とそこに群れ集う人々の欲望・執着によって生み出されていると思う。

高橋哲夫さんからメールを拝受。

2006年2月23日
 ネルケ無方さん、齋藤留さんからメールを拝受。お二人とも意識について言及しておられる。まったく異なるアプローチだけれど。

2006年2月12日
 ネルケ無方さんに返事を送付。無我=縁起ならば自由はない。しかし、努力は可能だ。そして、我々が欲に走り、執着し、苦しみ、発心し、精進するのは、必然的プロセスではないかと思い至った。

 今年は村議会の選挙があり、恒例となっている議員さんたちの(修学?)旅行に同行して八重山諸島に行ってきた。(勿論私費です。議員さん方はずっと積み立ててこられたが、私にとっては突然の大きな出費、、、)
 わずか2泊の滞在だったが、出会った何人かの人の空気に強い印象を受けた。大きな時間の流れの中で、喜びと悲しみが混ざり合った暮らしをしておられるのではないか。そんな暮らしが繰り返・