ミーティング参加者へのちょっとした提案
(これは、あくまであをねこ個人の考えであり、決してこうしなければいけないという指示ではありません。)
1 自分のことを話しましょう。
あくまで、自分が体験したこと、自分が感じたこと、自分が考えたことをベースに話をしましょう。
2 そのグループの趣旨に沿った話をしましょう。
例えば依存症者のグループなら、自分の依存やどうしよう
もない悪癖のことを話す方がいいし、ACのグループなら自分と親との関係やそれが今の自分の生き方にどう影響しているかなどについて話をするのがよいで
しょう。
ただし、自分の行ける範囲に他にグループがない場合は、やむを得ないでしょう。
3 時間の独り占めをしないようにしましょう。
参加者全員が分かち合いをできるように配慮しましょう。
それにあまり長々話すと、かえって焦点がぼけてしまうようです。話し足りなかったら、全員が分かち合ったあと余った時間をもらいましょう。
4 ミーティングには遅刻しないようにしましょう。
やむを得ない事情がある場合はしかたありませんが、ミーティングの開始時刻には遅れないようにしましょう。常習的に遅刻するメンバーが多いと開始時間が遅れ、それだけ分かち合いの時間が減ってしまいます。また、メンバー全員が遅刻したために、初めて来た仲間がその日は休みだと思って帰ってしまったという笑えない話もあります。
5 グループのサービスをしましょう。
他の仲間より早めに来て会場の準備をしたり、会計係をす
るなど、グループのサービスをすることは、グループへの帰属感を感じることができますし、他のメンバーから感謝されることでグループの役に立っているという実感を感じることができます。
6 ミーティングの司会をしてみましょう。
なんどかミーティングに参加したなら、司会を引き受けて
みましょう。それまではなんとなく「お客さん」だったのが、グループの一員となれた実感を感じることができるでしょう。
また、司会をやってみることによって、一層ミーティングのスムーズな進行に協力しようと言う気持ちになれると思います。
グループへのちょっとした提案
(なぜメッセージ活動が必要なのか)
AAを初めとした12ステップグループで用いられている12の伝統には、「各グループの本来の目的はただひとつ、○○で今苦しんでいる人にメッセージを運ぶことである。」という一文があります。では、なぜメッセージ活動が必要なのでしょうか?その答えは簡単です。そうしないと、遠からずグループが消滅してしまうからです。
少し考えてみればわかることですが、グループのメンバーを増やすための活動をまったくしなければ、メンバーが減ることはあっても増えることはありません。また、新しいメンバーが入らないとどうしてもグループが沈滞化します。このような経過をたどって消えていったグループはいくつもあります。グループが消滅することであなたの回復が困難になるおそれがあります。つまり、メッセージ活動は、今苦しんでいる人を助けることよりも、むしろ自分の回復のために必要なのです。
メッセージ活動の必要性がご理解いただけましたら、具体的にどうしていけばよいか考えてみましょう。もし、あなたのグループにインターグループやサービスオフィスがあるなら、そこに問い合わせれば、他のグループでは、どのようなメッセージ活動をしているか情報が得られるでしょう。できれば、インターグループやサービスオフィスでの運営会議に参加することをお勧めします。交通費がかかるかもしれませんが、献金から一部負担してもよいと思います。おそらくかかった交通費以上に得るものがあると思います。
具体的なメッセージ活動としては、オープンスピーカーズは、多くのグループが実施しています。また、近隣の病院、保健所、市町村の保健センター、福祉事務所などに直接チラシを持っていって置かせてもらうのもよいでしょう。特に役所関係は、グループの方からアプローチしないと協力は得られないものと思ってください。
もしかして、あなたのグループでは、ミーティングのたびに新しい仲間が来てくれないと嘆いていませんか?本当は、あなたのグループを必要としている人は、たくさんいます。でも、グループがあること自体を知らないので来られないのです。もし、あなたがグループを必要とするのなら、あなたにはメッセージ活動をする責任があるのです。
ことば集
あなたは今生きている。それだけでいい。(A.G.)
・
今生きているのは、今を生きるため。(A.G.)
・
あなたの良さを知っていて、
どんなときもあなたの心の支えになってくれる、
自分自身の親友になろう。(パット・パルマー)
・
私の弱さこそが私の強み(A.G.)
・
比較は不幸への第一歩である。(A.G.)
・
ひとが
ひとでなくなるのは
自分を愛することをやめるときだ。(吉野弘)
・
世間と常識はあなたを守ってくれません。そんなものをどうして大切にするのですか?(A.G.)
・
批判は内なる魂を破壊し、賞賛はそれを鍛えあげる。(ルイーズ・L・ヘイ)
・
子育ては飴と鞭より褒めと待ち(A.G.)
・
我慢は毒(A.G.)
・
共感は人を強くし、憐れみは人を無力にする。(A.G.)
・
憐れみは理解ではなく差別の別名である。(A.G.)
・
ぼくは殻を破る。本当の自分を生きるために。(A.G.)
・
たとえ、どんなに「行動」を抑えなければいけないときでも、「気持ち」まで、押し込んでしまう必要はないんですよ。(ゆうき ゆう)
・
運命の犠牲者を演じるのはもう止めにしませんか?(A.G)
・
あなたの弱さを完全にあなたのものにしなさい。(J)
・
自分自身に暴力を振るってしまったときには、なによりも決してそのことで自分を責めないことです。(A.G.)
・
暴力を用いると必ず敗者が生じるが、平和を用いると共に勝者になることができる。(A.G.)
・
孤独を生涯の友とすることが出来る者は幸いである。(A.G.)
・
私の幸せは、他の人がしたり言ったりすることや周囲の出来事などで決まったりはしません。(「今日一日〜選ぶのは私〜」)
・
愛と微笑みは一生分たっぷりある。(A.G.)
・
私たちが愛する人々の幸福を願うのは当然である。
だが、自分の幸福を捨ててまで、これを願うべきではない。(バートランド・ラッセル)
・
頑くなな心は智慧を覆い隠す(J)
・
おれたちは”体験動物”だね。
良いことも悪いことも体験しないより、した方が勝ちなんだ。(緒形拳)
・
「正しさ」は人と人との間に成り立つのだ。(小林和之)
・
人に好かれても必ずしも幸せにはなれないが、自分を好きになれば幸せになれる。(加藤諦三あるいはジョージ・ウェインバーグ)
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幸せになるためには努力が必要だ。もっともその努力とは毎日歯を磨く程度の努力だが。(A.G.)
・
すべての人は霊的な兄弟であり、すべての命は霊的な家族である。(A.G. 注:日本船舶振興会にあらず(笑))
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微笑みなさい。微笑みは、愛と感謝のしるしです。(T.N.H.)
・
勇気とは危険を犯すことではなく、ただ単にその人がすべきことをすることである。(A.G.)
・
私がまっさきに謝るべきは、私自身です
私がまっさきに許すべきは、私自身です
私がまっさきに和解すべきは、私自身です
私がまっさきに癒すべきは、私自身です
私がまっさきに褒めるべきは、私自身です
私がまっさきに微笑みかけるべきは、私自身です(A.G.)
・
自分自身を愛することは、人間の数少ない義務のひとつである。(A.G.)
みちしるべ
最終更新:2009年3月15日
メールアドレス tao@dia.janis.or.jp