鈴木正道さん 本「平気で暴力をふるう脳」紹介 2004,3,21,

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寒さがぶり返していますが、おげんきでおすごしでしょうか?
今日このメルマガを読みながら曽我さんのホームページのブッタダーサ比丘のサンラーサやビパサーナ瞑想のサティに通じるものを感じました。
何かの参考になれば幸いです、見当違いでしたら悪しからず。
曽我式キーボド練習法少しずつやっています。

曽我様

                 鈴木正道

【曽我注記】
 掲載していませんが、鈴木さんからは以前にもメールを頂いており、その際、高橋哲夫さんへのメールで触れたブラインド・タッチ習得法を紹介しました。この方法は、私も教えてもらったもので、私の発明ではありません。
 鈴木さんのメールには、「平気で暴力をふるう脳」(デブラ・ノーホフ著 草思社)の紹介記事が続きますが、著作権の問題があるかも知れず、掲載は見合わせます。


鈴木正道さんへの返事 2004,3,22,

拝啓

 興味深い本を紹介して頂き、ありがとうございます。

 最近の脳科学の成果は、まさに釈尊の教えを追認するような内容が多いと感じます。脳科学が、ようやく追いついてきたのでしょう。釈尊の見出されたことは、まったく理に適っており、しかも途方もなく深いと感じます。相対論や量子論は、法無我を説明する方便として、また、進化論や脳科学は、人無我を説明する方便として使えると思います。勉強すべきことが多すぎて、能力不足を痛感します。

 「経験や行動が、その後の反応に影響を与える」とか「自分の反応の仕方を変えていくことができる」というのは、私自身の考えと重なり、勇気付けられました。
 ニューロン・ネットワークの全体はもとより、個々のシナプスにおいても対話(一方通行の指令ではなく、相互のコミュニケーション)が行われている、という指摘は新鮮です。

 今後とも、おもしろい情報、御意見、御批判、お願い申し上げます。

                            敬具
鈴木正道様
        2004、3、22、                曽我逸郎

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