2005年1月の時点から「あたりまえ…般若経」を振りかえって

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 長い話にお付き合い頂き、ありがとうございました。お疲れ様でした。

 せっかく読んでいただいたのにこんなことを書くのは心苦しいのですが、「あたりまえ…般若経」を書いてもう7年以上が過ぎました。この間、皆さんから様々なご意見を頂戴し、私の考えも随分変わりました。(深まったと言いたいところだが、どうだか、、)

 今の視点から一番問題だと感じるのは、空を対象化し本源的なものとして捉えていた点です。それに伴って、縁起の理解も、外の様々な現象から縁を受け、縁を返すことが中心となっていました。これでは梵我一如型の「仏教」解釈です。

 最新の私の考えは、「定において自分を観察して、自分が無常にして無我なる縁起の現象であると腑に落ちるところまで納得せよ。そうすれば、繰り返してきた執着の自動的反応が慈悲の自動的反応に変わり、苦を作ることが停止する。」 これが釈尊の教えだと考えています。
 より詳しくは、「総括」にまとめています。もしまだ読んで頂いていなければ、是非御一読の程お願い申し上げます。

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