6年生のページ

 体育で器械運動(マット)を学習しています。マット運動というと,高度な技ができる子は高く評価され,苦手な子はどんどん器械運動を避けたくなる傾向がある単元です。それではマットが得意な子どもにとっては楽しい時間になりますが,苦手な子どもにとっては苦痛な時間となってしまいます。せっかく学習するので,「全員がマット運動の楽しさを感じ,運動することの心地よさを味わう機会にしたい」という願いから,技と技のつなぎ方に注目し学習することにしました。このようにすると,見応えのある技をやる子も,基本的な技をやる子も1つひとつの技が演技としてスムーズに流れているかを評価できるので,どの子にもできたときの達成感を感じることができます。しかし,技をスムーズにつなぐには,1つひとつの技がある程度きれいにできるという前提でなければいけません。そこで,子どもたちは自分に合った技を選び,自分のつまずきに合わせて,様々な場をこちらで準備し,課題解決に向けて取り組んでいます。
お手本の動きのビデオと自分の動きを比べたり,友だちからアドバイスをもらったりしながら子ども同士で技の技能を高め合っている姿が見ることができました。また,他の友だちが成功したときは,一緒になって拍手して喜ぶ様子もあり,とても良い雰囲気で行えています。

 毎日,楽しみにしている給食の時間。この日もモリモリと残さず食べる子どもたちで,おかわりももらう姿がありました。食欲があって大変喜ばしいことです。さて,今回お伝えする内容は,給食の様子ではなく,給食を食べ終わった後の6年生の様子です。ご存知かと思いますが,栄小では歯磨き体操が終わった後に食器や食缶を給食室の前に片付けます。6年生だけでなく,他の学年も食器を片付けに来るので給食室の前は大混雑になります。原則として,給食室に食器を片付け,クラス全員でごちそうさまをした学年から昼休みになります。このため,どの学年も早く休み時間を迎えたい気持ちがあるので,混雑するのは当たり前かのように思いながらその様子をみています。
 この日も給食室の前は,ごちそうさまの挨拶に来る子どもたちで混雑していました。その中に6先生と4年生と3年生がいました。1番最初に6年生が給食室の前にいましたが,何やら端の方に並んで,なかなかごちそうさまの挨拶をしようとしません。しばらくすると,4年生に手で合図を送り,先を譲っていました。その後の3年生にも先に譲って,1番最後に6年生がごちそうさまをしていました。3年生担任の先生から「6年生ありがとう」と感謝の言葉をいただいていました。こういう姿は5年生のときにはありませんでした。
『誰かに譲る』ということは社会に出てもなかなか自分からできる行為ではありません。例えば,電車やバスに乗っていて,お年寄りの方が乗車してきて来た時,サッと席を譲ることができる人はどれくらいいるでしょうか。私も先日,私用で東京まで公共交通機関で行きましたが,後から乗ってきた高齢者の方に席を譲ることを躊躇してしまいました。「断られたら気まずいし…」とか,「もしかしたら,次の駅で降りるから立っているだけかもしれない」という気持ちと葛藤していると時間だけが過ぎていました。過去に同じようなご経験をされた方もいるかと思います。私たち大人でも社会ではなかなかできる行動ではないと思います。
今回のような6年生の姿を下級生はよく見ています。5年生の時から思いやりのある子どもたちでしたが,学級集団としての思いやりが1つの形としてあらわれた瞬間でした。

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