唐提腿馬俑

センターの建物の2階の廊下に、その”馬”はいます。
力強くたくましいボディ、波のように美しいたてがみ、精悍な顔立ちで、私たちスタッフをいつも見守っています。

プレートには「唐提腿馬俑 TANG DYNASTY(618~906A.D.)」の文字。
中国・唐の時代の、腿を上げた馬の「俑」であることを示しています。
「俑」は中国古代の墳墓の副葬品である陶製の人形(埴輪)で、仕えていた人々、動物などを模し、秦の始皇帝陵の兵馬俑が有名です。
前髪に「緑」、たてがみに「紺」、体全体に「赤褐色」の彩色が残っていますが、この三色はいわゆる”唐三彩”の色の組み合わせ。

右の前肢を上げ、首をひねって顔をこちらに向け、ポーズを決めているように見えるのは、唐の時代に流行った「舞馬」(音楽に合わせて馬を踊らせる)の風俗を映すものである、と別の加彩馬俑を紹介するサイトにありました。

それにしても、見れば見るほど、惚れ惚れします。
真贋のほどは不明ですが、遥かいにしえの異国に思いを馳せ、つぶらな瞳と目を合わせる瞬間は、私のひそかな癒しです。[YT]

2018年03月02日