棋譜記録機の概要

1.棋譜を採ろう
碁が強くなるための方法は色々あるが、自分の打った碁を棋譜として残し、あとから並べてみて負けた原因となった悪手を自分なりに反省してみるというのも有力な方法ではないかと考える。

2.プロとアマ
プロまたはアマ高段者ならば手順を記憶しており、それを棋譜として記録することが出来るが、平均的なレベルのアマチュアでは無理である。

3.棋譜の採り方
普通は、青色赤色の二本の鉛筆またはペンで碁罫紙に手順を記入する。
しかし碁を打ちながら、碁罫紙を左手に持ち、石を碁盤に置いた後、二本の鉛筆またはペンで記入してからまた石を持つという作業は実際問題としてなかなか難しいのではないかと思う。

4.棋譜記録機
この棋譜記録機を使用すると、実際に碁を打ちながらでも比較的簡単に棋譜を採ることが出来る。
丁度手のひらに乗るほどの大きさなので、これを左手に持ち、相手が打ったら碁盤上の座標を読みとり右手で数字ボタンでその値を入力し、次に自分の打った座標を入力する。

5.碁盤上の座標を読む
碁盤に置かれた石の位置、即ち座標を読み取るのが少々厄介な問題である。テレビ碁などですばやく読み上げているのを見るが、これは慣れの問題だろう。やってみるとそれほど難しいことはない。”星”の位置を基準にして読めば比較的容易である。

6.棋譜の作成
記録機に入力したデータは電源を切っても消えずに保持されている。帰宅後、パソコンにデータを転送し棋譜として印刷する。

    大きさ  96(縦)×78(横)×58(高さ)o

    電源     単三型アルカリ電池4本(連続約8時間)

    棋譜入力  押しボタンスイッチ使用(7〜8局分入力可能)

    棋譜印刷  パソコンと接続しデータを転送して行う


 (この項 棋譜記録機の概要)