みはらしファームの紹介
ごんべえとうげ
権 兵 衛 峠
 
 昔々、伊那と木曽との間にわずかに人だけが通う険しい峠道がありました。
 ある者は転倒し、鍋を欠いたことから「鍋懸峠」と呼ばれました。
 この峠を馬の通える峠に整備し、米不足の木曽へ伊那の米を運ぼうと、木曽町日義神谷の牛方、古畑権兵衛は木曽11宿にこの峠の開発を呼び掛け、自らも進んで工事を進めました。伊那側では木曽の助郷人馬役(中山道経営のための労働提供)の割り当てを恐れ、初めは開発に消極的でしたが、ついには伊那側15ヶ村の協力により元禄9年(1696)に完成したのです。
 以後、伊那からは大量の米が、木曽からは漆器などが運ばれました。以来この峠はいつしか「権兵衛峠」、峠への道は「米の道」と呼ばれるようになったのです。
 中央アルプスを貫く自然豊かな峠道をゆっくりと越えてみてはいかがでしょうか。
 


雪も消え去り、木々が芽吹きを始めるころ、権兵衛峠もようやく遅い春を迎えます。


緑一色の森の中を走る峠道。登り切れば爽快なパノラマがお待ちしています。峠は下界の暑さを忘れる涼しさです。

秋は権兵衛峠全体が紅葉してとてもきれいな景色です。落葉松(からまつ)の葉が舞い落ちるゆっくりと中を車で行くと、幻想の世界いるような感覚におちいります。

道路は冬期閉鎖となり、11月下旬から4月の下旬まで権兵衛峠は深い眠りにつきます。
【信州サンセットポイント百選】
峠の頂上付近からは伊那盆地が一望できます。
頂上付近展望台からは、標高3,000m級の雄大で豪快な南アルプスが一望でき、信州のサンセットポイント百選にも選ばれました。
感動を生む神秘的な夕映えをどうぞご覧ください。
 
権兵衛トンネル【権兵衛トンネル】
平成18年2月4日開通の「権兵衛トンネル」は、伊那と木曽を30分で結びます。みはらしファームはトンネルの伊那口から車で10分! お気軽にお立ち寄りください。
 
アクセスはこちら
 
権兵衛峠交通情報
権兵衛峠ただいま通行できません。
平成16年の台風23号の被害により、ただいま権兵衛峠は通行止めとなっています。

詳細情報は、長野県上伊那地方事務所(TEL0265−78−2111)内、伊那建設事務所にお尋ねください。
 



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