ショアからのイナダ釣り
イナダとはブリの幼魚のことですが、釣り場である糸魚川周辺ではフクラギとかフクラゲと呼ばれています。
だいたい40cmぐらいのものを指しますが、大きくなるにしたがってワラサ、ブリと名前が変わっていきます。
ショアから狙える物は大きくても50cm弱までですが、沖に延びた堤防の先端などでは60cmもたまに
釣れるようです。
●釣り方
9〜11フィートの硬めのシーバスタックルをそのまま流用できます。28g前後のメタルジグをキャストしては
リトリーブの繰り返しなのでリールはやや大きめがいいかもしれません。
遠投できたほうが有利ですが潮の流れが速かったり、横風が強かったりすると横の人と絡むことがあるので
混雑時はそこそこの距離でおさえたほうが良さそうです。
オマツリを避けるためには隣の人と投げるタイミングをずらせばOK。
ナブラが立つと釣り人もアドレナリンがまわり、斜め投げや割り込みなどをする人もいるので気を付けましょう。
基本的に投げる前は後ろを確認した方が安全です。
●釣り時期
糸魚川周辺では10月から12月がベストシーズンです。でも11月後半からは波の高い日が多くサーフでは
きつくなります。サーフでは波高2mまでならなんとかなります。
●水温
ブリの適水温は海面で13℃〜17℃らしいです。幼魚は若干違うかもしれませんが高水温の年は予測が
つきずらくなかなか海岸に近寄りません…。
●月齢
月齢とイナダ本数
月齢
10
11
12
13
14
匹数
月齢
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
匹数
10
無謀な釣行回数を繰り返してデータを取ってみました。まだまだデータ不足ですが傾向がわかりました。
満月の大潮後の小潮から次の新月までの間にヒットが集中しています。
たぶんイワシなどのベイトの寄りに関係していると思いますが、ジグを投げて巻くだけで釣れると思っていたイナダ
も奥が深そうです。
もちろんこの他にも水温、風向き、潮汐など重要な要因もあります。
タックル
普通のシーバスタックルで充分なのですが、効率upを求めていろいろ試行錯誤しています。
ロッド
ウエダ CPS-102
硬めのシーバスロッドです。多少疲れますがイナダがかかってからの取り込みにはパワー充分です。
リール
ステラSW5000H
シマノなら4000番で充分ですが、リトリーブ中にナブラが立った時など速巻回収できるように5000番を
使用しています。
ライン
フアイヤーライン18ポンドをテスト中ですがジグの沈みも早いし、トラブルもほとんどなく良さそうです。
普通のPEラインを使うときは換えスプールを用意していましたがこれにしてからは出番がなくなりました。