ベニバナヤマシャクヤク

ベニバナヤマシャクヤク(紅花山芍薬) 可憐な花の虜となり 50年あまり ...

ベニバナヤマシャクヤク

ボタン科 ・多年草の植物で草丈40〜50センチぐらい、花弁は五、六枚で一重咲きです。 数少ない花だと言われています。
開花の時期は6月中旬から下旬。 ピンクのかわいい花を咲かせますが、花が開くとだんだんと薄い色になり 2、3日で散ってしまいます。

ベニバナヤマシャクヤクには、2種類あり、葉の裏に毛のあるのが 『ベニバナヤマシャクヤク』 ・葉の裏に毛のないのが 『ケナシベニヤマシャクヤク』 といわれます。
−長野県野草図鑑 信濃毎日新聞社発行より −

境内の花は、葉の裏に毛がないので、『ケナシベニバナヤマシャクヤク』 だと思われます。

小学館発行の『週間四季花めぐり』30 【牡丹・芍薬】の中で、全国牡丹・芍薬の地図に
医王院《ベニバナヤマシャクヤク》を掲載していたただきました。

ベニバナヤマシャクヤク 1  ベニバナヤマシャクヤク 2  ベバナヤマシャクヤク 3

ベニバナヤマシャクヤク

                
種子からの増殖法
秋に黒い方の実(写真左下)を半日陰に蒔いておきます。
発芽すると、小さな三枚葉の芽(写真右下)がでてきます、5〜6年ほどで花が咲くと思います。

発芽については
自然にまかした状態で、2年目に発芽するようです。
苔の生えてる半日影の場所をおすすめします。! また、苔がない場合でも木の下などを選び、少々土をかぶせた状態が良いでしょう。(種の頭がかくれる程度)
種の乾燥が心配のようでしたら、水苔をのせておくのも良い方法と思われます。

発芽してから
発芽してからの1年目の根は小さいので、3〜4年後、大きくなってから移植してください。
小さいうちに移植すると、ダメになってしまうことが多いです。 また、根が大きくなりますので、鉢植えでなく直接地面に植えてください。 明るい日影になるような木の下、湿気があるところをおすすめし

  ベニバナヤマシャクヤクの種

秋の実です
根
実生から一年目
実 (黒玉が種)
一年目の根
一年目の葉 (10p)

下の写真はヤマシャクヤク、開花時期はベニバナシャクヤクよりも早く5月中旬)です。



種はベニバナヤマシャクヤクもヤマシャクヤク(白い花)も、よく似ているので見分けがつきません。


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