上がりやの正月風景(2012.1.08)
毎年、小正月に上がりや周辺で行われている正月行事を、一昨年分からさかのぼって紹介致します。
【三九郎】(さんくろう)
小正月に、門松・だるま・しめ縄等を集めて焼き、無病息災を祈る行事です。
地方によっては「どんど焼き」と言っていますが、信州では三九郎と呼んでいる方が多いです。
三九郎が燃えた後の灰に、米の粉で作った「繭玉」を入れて焼きます。
焼き上がった繭玉を食べると、1年無病息災で過ごせると言い伝えられています。
2009.1.11 「繭玉」と呼んでいる、米粉と食紅で作った団子を、柳の枝に刺します |
繭玉はこんな感じです |
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これは、だるまさんの形です | 繭玉完成、あとは焼くだけ |
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三九郎への点火と、繭玉焼きが始まりました。
点火直後なのに、火勢が強いです | 三九郎に巻きつけただるまさんが、燃え落ちています |
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本体が倒れる寸前です | 点火から約25分で、お待ちかねの時間到来です |
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これは、一昨年の三九郎の様子です。
2010.1.10 点火されました。 |
勢い良く燃えています。 |
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10分ほどで燃え落ちました。 | そしてお待ちかねの、繭玉焼きタイムです。 |
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昨年の三九郎の様子です。
2011.1.09 三九郎の周囲に、わら縄に通したダルマを 巻き付けている様子です。 |
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今年は雪の舞う中、威勢良く燃えています。 | 余程乾燥しているのか、燃え方が激しいです。 |
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まだ燃えているので、繭玉を焼くのにも熱くて大変。 | でも、こうやって焼くのが何よりの楽しみなんですよね。 |
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そして今年の三九郎の様子です。
2012.1.08 組み立て中。 | いよいよ点火です。 |
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だんだんと火が回り | 燃え盛っています。 |
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見た目ほど風は強く有りません。 | だいぶ燃えました。 |
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そして、約30分我慢の後、お待ちかねの繭玉焼き。 | 今年は陽射しも有り、心ゆくまで楽しめました。 |
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今後も、いろんな冬景色を少しづつでも紹介して行きたいと思っています。
そうこうしているうちに、春の訪れる方が早いかもしれませんね。