ある日、妻とラジコンで遊んでいたら・・・

ドカーン！
わぁ！車に突っ込んじゃった！

哀れ！ボンネットにめりこんでしまったラジコン

むくむく！

「意外に良い組み合わせかもね！」

…と、いうわけでこの「でかミニ」に乗って
意外な組み合わせを探す旅に出た。

横浜横須賀道路の衣笠ＩＣを降りる。
そう。ここは横浜横須賀。
港のヨーコ達の視線を浴びながら爆走するでかミニ。
地球を回しているのはでかミニだ。そう確信し始めた頃・・・

「お腹空いたな。あ、ウナギ屋を見つけた。食べようぜ！」
「それより温泉に入りたいよ。どこかに温泉無いかな？」

事件です。意見が食い違ってしまいました。

でも！大丈夫。何とここは「温泉付きウナギ屋」なのだ。

なんとも意外な組み合わせだが、
ウナギを飼う池が欲しくてほじくったら温泉が出たのだそうな。
温泉に入って鰻丼が出来上がるまで待つ。
これまた体が温まり、さらにお腹が減る。ぐぅ！

ふっくら柔らかくておいしい鰻丼。

すっかり満足して車に戻るとうちわを持った大将らしき男が窓越しに叫んだ。
「何で黄色いの？」
ナンバーのことだ。この男、ただ者ではないと見た。
そう。この車、実はミニではない。

ミニにこんなでかいタイヤは絶対ありえない。
車検証上はスズキ・ジムニーなのだ。
種明かしすると、
「そんなのがあるんだ！」
と驚いたので
「いや、日本に１台しかない」
と伝えると、親指を突き出してニヤリと微笑んだ。
やはりただ者ではないようだ・・・

国道１６号線。通称「横須賀海岸通り」。
ご機嫌なストレートである。

「でかミニと海。画になるよなぁ。」
「それよりカレーパンのお店はどこ？？？」
「・・・」

でかミニだからどんな場所でも走破できる。まさに史上最強のミニだ！
「向こう岸までいけるぜ！」
「あなたこれは太平洋よ！」

どぶ〜ん！

この辺は大根の産地らしく、三浦大根の緑が美しく広がっていた。
ぼりぼりぼり。

漁港でこんな看板を見かけたが・・・
「・・・何が刺さっているの？」

なんにしても泳がないほうがよさそうだ。

三浦半島の南の端っこには城ヶ島と言う島がある。
ここには土産物屋が多数ある。
そこから見える富士山は銭湯のペンキ絵のごとく美しい。ぽっ。
城ヶ島灯台は日本で２番目に古いんだって！

「意外な組み合わせみつけたじょ！」

城ヶ島に売っているその名も「かぶと焼き」。
マグロの頭を丸焼きにしたかぶと焼きだと数万円はするが、
こっちは人形焼で１３０円。ほんとにマグロも入っている！

コメントは控えさせていただきます！

速そうなランボルギーニ・ディアブロに勝負を挑まれた！
しかし、でかミニには「でかターボ」が搭載されている。

「エンジン臨海メータ」と「メルトダウンつまみ」で
でかターボ全開！エンジン臨海！
でかミニ超音速加速に恐れをなした
ディアブロは太平洋に退散した。（うそ）

そんなミニに付き物と言えば「ミニどんぶり」だろう。（？）

ミニどんぶりと言えばここ、「ちりとてちん」である。
ちょうど強敵との対決でお腹もすいたところ。

「私はなんだか食欲が無い…」

おや？そうか。せっかく来たのに。
じゃあ俺はミニ丼が三つもセットになった
「ちりとてちん丼」を食べるぞ！
あづま丼、ネギトロ丼、てりやき丼だ！

私は「アジのなめろう丼」だけでいいわ！
もぐもぐ。まあ美味しい！そっちのも美味しそうね！
「あ、食べるかい？」
むしゃむしゃむしゃ！

結局妻が全て食べてしまった。
お腹が空いたよ・・・

「意外な組み合わせみつけたじょ！」
「今度は大丈夫か！？」

その名は「とろまん」。
肉まんのようだが中に入っているのはマグロ。
「やれやれ。やっと俺も食べられるかな。」
むしゃむしゃむしゃ！！！！
「・・・。」
味はあっさりしたヘルシーな肉まんって感じらしい。
なかなかイケルそうだ・・・。

途中でミニ軍団と遭遇
手を振ってくれた。なんかうれしいね！

「んじゃ帰るぞ！でかミニ。（腹減ったし）」

高速料金所にて・・・
「あれぇ〜？これは軽自動車かい？」
料金所のおっさんが出てきてナンバープレートを覗き込んだ。
「軽だよ！」
普通車料金を取られたらかなわない。おっさんは不思議そうに眺めていた。
後ろでトラックが待ってるじゃねぇか。早くして〜！

千葉の自宅に帰ると、妻が台所でなにやら作り出した。

「私も意外な組み合わせ作ってみたじょ！

ぼりぼりぼり・・・

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