温泉パラダイス

お風呂はどうするのか?
最初にぶち当たった問題である。伊豆に行ったときは
「伊豆は温泉地なんだから温泉三昧?みたいな?」
と、思っていた。ところがどっこい温泉ホテルはたくさんあっても
共同浴場はほとんどないのだ。いや、有ったのだろうが
資料を一切持っていなかったためわからなかったのだ。
頭がかゆいよ〜!くさいよ〜!(ぷ〜ん)
この反省を踏まえ、北海道からは常に「お風呂」を目指して
進むようになった。これによりほぼ毎日入浴することになる。
ここでは特に印象に残っているお風呂をご紹介します。

カムイワッカ湯の滝(北海道)


滝に打たれて修行中!ではない。
はっきり言ってこれはお風呂じゃない。
滝壷でしょ。だって飛び込んだら足がつかないんだもの。
(立ち泳ぎしています!)


こんな川をジャブジャブと登っていくのだ。
川は最初冷たいが上流に行くほど温かくなってくる。
脱衣所もない。服を川に流されないでね。

地の香i北海道)


滝の音が聞こえ、なかなかの風情だ。
しかし、「熊に注意」の看板が!
ビビリながら入る。
しかし素っ裸なのにいったいどうやって熊に注意するんだ?

コタン温泉(北海道)


屈斜路湖の湖畔にある無料の温泉。
これまた最高!
夕焼けを見ながら入った。
星を見ながら入った。
朝もやを見ながら入った。
気に入ったので一日中入っていた。

恐山(青森県)


恐山ってあの有名な恐山。
じつはぽっつらぽっつら小さな温泉がたくさんある。
観光客がたくさんいて普通は入らないようだが
俺は入るぞ!
げ!タオル忘れた・・・

有馬温泉(兵庫県)

神戸はとっても坂が多い町。2CVは苦戦していた。
ようやくたどり着いたのが有馬温泉である。
共同浴場に入る。結構混んでいる。お湯はびっくりするくらいの茶色。
その茶色さたるやまるで缶コーヒーのようである。
はて?なぜかみんなは湯船に入ろうとせず、湯船の周りに座っている。
湯船は「熱い」と「ぬるい」に分かれている。おお!気が利いてるね!
最初は「ぬるい」だ!それドブン!ってうわ!熱い!
にわかに信じがたい熱さである。「ぬるい」んじゃないのかよ!
あ!そっか!「熱い」と「ぬるい」が逆になってるんだな。
まったくしょうがねぇな。「熱い」にドブン!
うぎゃー!さらに熱い!
(ドブン!は嘘です。絶対無理!)
どうやらみなさんは「熱くて入れずに困っている」らしい。
とんでもない温泉だ!すると一人の勇士が立ち上がり、
「ぬるい」湯船にじゃあじゃあと水を入れ出した。
お?いいぞ!入れまくれ!
すると湯船から老人がざばぁーっと現れ、
「ぬるくなるからやめろ〜!」と一喝した。
恐るべし!神戸人!
ちなみにこのとき持っていった手ぬぐいはまっ茶色に染まってしまった。

別府温泉(大分県)


別府温泉といえば結構有名である。
何でもこの古めかしい建物の中で「砂湯」とやらが楽しめるらしいのだ。
いや〜なんだか知らないけど楽しみだな!
中に入ってお金を払う。服を脱いで・・・えーと?
きょろきょろしているとおばさんが現れた。
うわ!見られちゃう(ハート)
おばさんは奥の砂場に案内し、スコップで穴を掘り出した。
その穴に私を寝かせると、上から砂をドサドサとかけた。
これがまた予想以上に重い!肋骨が圧迫される感じ。うげ!
「それじゃあ10分くらいしたら勝手に出てくださいね」
そう言い残しておばさんは立ち去った。
シーン・・・・・・・・・・・・誰もいない。
この砂がまた結構熱い!10分?今何時だ?時計を確認。
ん?時計・・・時計がない!
なんとこの古めかしい建物には時計がないのだ。
どうやって10分計るんだよー!
うわぁぁ!そろそろ10分かな。いや?まだ1分か?
熱くて苦しくなってきた。でもまだ5分だったらもったいないな。
ぐはぁぁ!誰か時間を教えてくれ!
結局この砂に埋まっていたのが何分間だったのかいまだに分からない。

日本最南端の温泉(西表島)


最○端と言う言葉が大好きな私は、ここに行かずはいられなかった・・・

日本全国50ヶ所は入ったはず。
でも家の近くにある「ささらの湯」が
一番いいかな。