ぐるめチャンピオン

全国を旅したからには本当にいろんなものを食べた。
基本的に高価なものは食べないことにしていた。
食い物の価値は値段と無関係なのだ。

自作土鍋カレー


車の中で炊いた土鍋ご飯にレトルトカレーをかけたもの。
カップラーメンに見えるものは味噌汁。
この程度のものは2CVの装備で作ることがでるのだ。
えっへん!

広島のお好み焼き


広島に着いたとき、食べ物はお好み焼きしか思いつかなかった。
早速食べてみた。長野県でお好み焼き屋に行くと、
水でといた粉と具がどんぶりに入って出てきて、あとは自分で
混ぜて自分で焼いて食べるわけだが、広島のは違った。
目の前でお店の人が焼いてくれるのだ。その工程も結構複雑で
覚えようと思ったが覚え切れなかった。ヤキソバと豚肉が入っていて、
私が知っているお好み焼きとはまったくの別物。これはこれで美味しい。
なぜ看板がさかさまなのかは不明。

ラーメンエクスタシー

「ボルト&ナット」とゆー漫画を知っているだろうか。
「Tipo」って自動車雑誌に今でも連載されている変態車の漫画だ。
この漫画の作者は九州出身らしく、とんこつラーメンを食べるシーンが
たまに登場する。そのラーメン屋が実在することを知った。
行きたい!どこだ?
「国道3号線沿いの久留米にある」って情報だけを便りに探した。
ようやく見つけたときにはもう3時を回っていた。でも混んでいるな。
店に入った。
「・・・げっ!臭い!?」
なんの匂いなの?これは・・・まーいーや!腹減った!
まずは食券を買うらしい。えーと・・え?ラーメン350円?
安いな。おでん70円だって。これも買っちゃえ。あとはご飯が100円。
席に着いて食券を渡す。楽しみだな。おでんはセルフサービスで、
たくさん並んでいる中から好きなやつをえらぶ。
選んで席に戻ると既にラーメンが来ていた。早い!
・・・ん?く・・くせえ!
店中に漂うこの悪臭の正体はラーメンだった。
どろどろのスープ。長野県民である私が知っているとんこつラーメンとは
まったく違っていた。
ううう・・・食えるのこれ?恐る恐る口に運んでみる。
「ぐはっ!ウマイ!」
いわゆる「脂っこい」のとはまったく違う濃厚で深みのあるスープ。
麺は細いのにどっしりとした歯ごたえがあり、
スープの強烈な存在感にもまったく引けを取っていない。
縮れていないどこまでもまっすぐな麺は店主のラーメンに対する熱い思いが
俺のハートにストレートに伝わってくるかのようだ。
ハーモニー。そう。まさにハーモニーである。
何だこの旨さは!俺が今までとんこつラーメンだと思って
食べていたあれは何だったんだ?

んで、長野県に帰ってきてから県内の有名なとんこつラーメンを
何軒も食べ歩いた。が、しかし、それはそれで美味しいのだけれど、
久留米で食べたそれとは似ても似つかない代物である。
とにかく「におい」がぜんぜん違うのだ。
やっぱりあれは久留米まで行かないと食べれないんだなぁ。

・・・と、思っていたが、この間「新横浜ラーメン博物館」の
「魁龍」って店に行った。久留米のラーメン屋と聞いてもしや?
と思っていたがやはり期待通りのあの「におい」。
そうそうこれこれ!
とんこつラーメンなんて臭くないよと思う方はぜひお試しあれ。

キング・オブ・ソフトクリーム

私はソフトクリームが好きだ。
見慣れないソフトクリームを見かけるとどうしても食べたくなる。
全国でいくつ食べたのかはもはやわからないが本当に色々食べた。
こけももソフト、夕張メロンソフト、はっさくソフト、いちじくソフト・・・
ああ。そうだ。一番印象に残っているあれを紹介しよう!
気仙沼(けせんぬま)。ここはふかひれ水揚げ量日本一。
ちょいと市場をうろついてみる。なかなかの活気である。
レストラン街に行くとやはりふかひれ料理が目白押し。
でもやっぱり高いのでここはパス。ふかひれはあきらめよう。
と、思ったら「ふかひれソフト」ののぼりを発見!これなら食えるぞ!
っておい!?ふかひれソフト?まさかソフトクリームの上にふかひれが
乗っかっている・・・わけないよな。周りを見渡しても食べている人は見当たらない。
買ってみることにした。ふかひれが練り込んであるのかな?
わくわく。しかし、お店のお姉さんが作ったソフトクリームは
どう見ても白い普通のソフトだった。
なんだよ。普通じゃねえか!と、思った次の瞬間、
お姉さんはその普通のソフトにぱらぱらとふかひれを降りかけた。
ぎゃー!なにしやがる!
いや。旨いのかも?一口食べてみた。
「むう!?こ・これは!」
ふかひれのぷりぷりした歯ざわりが甘いソフトクリームと妙にマッチして・・・
いないな。普通のソフトのほうがはるかに旨いぞ。
ふかひれをどかして食べた。
くそー。高かったのに・・・

焼きホタテは気仙沼産


生きたホタテを焼いて食う。これぞ旅の醍醐味!
新鮮だからちょっと生くらいがおいしいのさ!
ちなみにこの後、猛烈な下痢に・・・

セルフうどんの恐怖!

四国香川県。ウッチャンナンチャンの南原氏の故郷だ。
「気分は上々」という番組で南原氏が故郷に帰って
セルフうどんを食べているところを見たことがあり、
ぜひぜひ食べてみたいと思っていた。
ようするに席に座ってうどんが出来上がるのをまっているのではなく、
自分で作って食べるようなものらしい。四国に上陸したとたん、
このセルフうどんの店が何件か目に付くようになってきた。
よーし!食べるぞ!適当な店に入ってみた。
混んでいる!列に並ぶ。前の人の真似をしよう。
あっ!前の人がお金を払った!俺も払わなきゃ!
で、うどんを受け取って・・・あら?もう前の人居ないや・・・
え?天ぷらをとって・・・どれでもいいの?このネギは別料金か?
あら?後ろの人に追い越された!あわわ。どうしよう・・・うぎゃー!たすけてー!
見るに見かねた店の人が助けてくれた。
一目で四国人じゃないとわかったらしい。
やっとうどんが出来たぞ。はぁはぁ・・・
四国人のうどんを食べるスピードはかなり速い。
まったく落ち着いて食べれなかった。
おいしかったような気はするが・・・ あ、片づけも自分でやるのね。
ん?ここにどんぶりをいれればいいのかな?わからねぇよ。
うわ。後ろがつかえてきた! あわわ。どうしよう・・・うぎゃー!たすけてー!

ごく普通の弁当(その1)


なんだよ!普通の弁当じゃねえか!
いやいやとんでもない。これは四国のコンビニで買ったお弁当。
四国にはコンビニが少ない!やっとの思いで見つけたお弁当。
うれしさのあまり写真をとる。
だってこの日は誕生日だったんだもーん。

ごく普通の弁当(その2)


なんだよ!普通の弁当じゃねえか!
いやいやとんでもない。これは沖縄のコンビニで買ったお弁当。
ちゃんぷるー弁当
金ちゃんヌードル
さんぴん茶
沖縄ならではの珍しいメニューのてんこもり!
こんな豪華なメニューある?

食堂最前線

北海道に行ったとき、日本最北端の地「宗谷」の食堂でウニ丼を食べた。
それはそれはおいしかった記憶が今でも鮮明に残っている。
あれから約6年。
今度は日本最南端の島「波照間島」の地を踏んでいる。
この地の食堂で何か食べれば、
日本全国の食堂を制覇したに等しい快挙となるのだ!
(・・・本人がそう思っているのだからそっとしておいてください)
よーし!どの食堂に行こうかな!てゆーか迷う必要はなかった。
この島に食堂は2つしかなく、そのうち一つはやっていなかった。
栄光ある日本最南端の食堂。その名は「たかな」。
営業時間は午後1時30分まで?え?ちょっと慌ててて入店。
何を食べようかな。えーと・・・メニューは?きょろきょろしていると
店員が「今日はソバですが・・・いいですか?」と言った。
え?つまりメニューは一つしかないらしい。
断るわけには行かない。ここしかないんだから。
さて、信州人の私が「そば」と聞くと、
そば粉を使った黒っぽいそばを連想するがここでは違うらしい。
出てきたものはラーメンのようなソーメンのようなウドンのような・・・
麺は真っ白で、そば粉は使われていない。
「沖縄そば」と言われているものである。
具はとても質素だがなかなかおいしい。
とにかくこれで「日本全食堂制覇」を達成である。わーい!
(・・・そっとしておいてください)

至高の沖縄料理


沖縄に行ったら絶対食べたいと思っていたのがこれである。
「ゴーヤバーガー」!ゴーヤとは苦瓜のこと。
ゴーヤの入った卵焼きがチーズとマヨネーズとともに挟まっていた。
苦いのかな?と思ったがそうでもなかった。気に入ったので後日、
「ぬーやるバーガー」も食べてみた。
ぬーやるとは「なにすんだ!」みたいな意味らしい。
なにやら肉(ハムではない)も一緒に挟まっているのに
なぜか10円しか違わない。なんだかお得だな!
ポテトの代わりに頼むのは「ゴーヤリング」!(写真なかった・・・)
輪切りにしたゴーヤをフライにしてある。
オニオンリングのように見えるのだが結構苦かった。
う〜ん。大人の味?

いやー。美味しいもの食べてるときが一番幸せさ!
ねえ?